南海トラフ想定 自衛隊訓練06月02日 12時30分
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南海トラフの巨大地震を想定し、被災地で救助活動などを行う自衛隊の出動訓練が行われました。
東海北陸地方の6つの県を管轄している陸上自衛隊第10師団は、南海トラフの巨大地震を想定した災害対応訓練を、2日から各地で行っています。
このうち第10師団の司令部がある名古屋市の陸上自衛隊守山駐屯地では、被災地にまず派遣する初動派遣部隊の出動訓練が行われました。
訓練は、和歌山県沖を震源とするマグニチュード8以上の地震が起きたという想定で、初動派遣部隊の隊員は集合場所に集合したあと、通信機材や食料などを確認し車に積み込むと、南海トラフの巨大地震で大きな被害が想定されている知多半島に向けて出発しました。
陸上自衛隊では全国で約3000人の初動派遣部隊が、24時間態勢で災害に備え待機しているということです。
第10師団司令部の伏原周志広報室長は「訓練を重ねて南海トラフの巨大地震に備えていきたい」と話していました。