イベント中止・警戒強化…ＡＫＢ襲撃の波紋重く

　「ＡＫＢ４８」のメンバーらが切りつけられた事件を受け、別の女性アイドルグループも警備態勢を強化したり握手会を中止したりするなど、ショービジネス界に影響が広がっている。

　「モーニング娘。’１４」や「Ｂｅｒｒｙｚ工房」などが所属する事務所では、これまではコンサート時に実施していた持ち物検査を、握手会などの小規模イベントでも行うことにした。事務所担当者は「ファンを疑いたくはないが、警備を強化しないといけない」と話した。

　６人組グループ「フェアリーズ」は、５月末に東京・池袋で開催されたイベントで警備員を増強。握手会ではメンバー１人につき警備員１人を配置する態勢を敷いた。

　ダンスグループ「Ｈａｐｐｉｎｅｓｓ」は、５月２９日〜６月１日に大阪などで予定していたイベントを全て中止に。「ファンとアーティストの安心安全を第一に考えた結果」（スタッフ）という。