幼女殺害:未解決のまま時効…79〜90年、北関東で4件
毎日新聞 2014年06月03日 22時06分
吉田有希ちゃん(当時7歳)が殺害された事件の捜査は3日、大きく動いたが、栃木県と群馬県の近接した地域で1979〜90年に幼女が殺害された事件は4件あり、いずれも未解決のまま時効を迎えている。
79年8月、栃木県足利市の保育園児、福島万弥(まや)ちゃん(同5歳)が自宅隣の神社境内で遊んでいて行方不明になり、6日後に3キロ離れた渡良瀬川河川敷に置かれたリュックから遺体で見つかった。
また、同市では84年11月、長谷部有美ちゃん(同)がパチンコ店から行方が分からなくなり、86年3月に自宅近くの畑で遺体で発見された。
90年5月にも同市で松田真実ちゃん(同4歳)がパチンコ店からいなくなり、万弥ちゃんが遺棄された渡良瀬川河川敷の対岸で翌日遺体で見つかった。
この間の87年9月には、栃木県との県境に近い群馬県太田市(旧尾島町)で大沢朋子ちゃん(同8歳)が自宅近くの公園に出かけたまま不明になり、翌年11月、利根川河川敷で遺体となって発見された。【長谷川豊】