マイレージプログラムの醍醐味の1つに、「上級(エリート)会員になると、ボーナスマイル、優先チェックイン、ビジネスクラスラウンジ、優先搭乗、荷物の優先受け取りなど、VIP扱いを体験できる」ことがあります。
例えば、特に繁忙期などは、エコノミークラスのチェックインカウンターの行列が長い中、マイレージ上級会員は、空いている専用カウンターまたはビジネスクラスカウンターでチェックインすることができます。
搭乗するまでの間も、利用クラスがエコノミークラスであっても、上級会員はビジネスクラスラウンジでゆったりすることができます。
搭乗時は、利用クラスがエコノミークラスであっても、ビジネスクラスの乗客と一緒に優先搭乗することができます。
上級会員限定のボーナスマイルも魅力的
上で紹介した様々な優遇サービスのほかに、マイレージ上級会員だけ獲得できるボーナスマイルがあります。
一般会員のエコノミークラス利用時のマイル加算率が100%だとすると、上級会員のマイル加算率が、50%プラスされて150%になるという感じです。
ユナイテッド航空・マイレージプラスが
ステータスマッチキャンペーンを実施中
(期間未定)
このキャンペーンを利用すれば、
ユナイテッド航空・マイレージプラスのゴールド会員
(スターアライアンスのゴールド会員)になれる!
ユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス」は、期間未定で、ステータスマッチキャンペーンを実施しています。
ステータスマッチとは、「他の航空会社のマイレージプログラムで上級会員の人は、うちの航空会社のマイレージプログラムでも即上級会員にしてあげます」というキャンペーンになります。
つまり、ユナイテッド航空が実施しているこのキャンペーンでは、「他社のマイレージプログラムで上級会員である場合は、ユナイテッド航空・マイレージプラスの上級会員にしてあげます」という内容になります。
例えば、同じアメリカのデルタ航空・スカイマイルの上級会員である方は、今回のユナイテッド航空のステータスマッチキャンペーンを活用すれば、すぐにユナイテッド航空の上級会員になることができるわけです。
これは別にデルタ航空・スカイマイルである必要はなく、JALマイレージバンク、キャセイパシフィック航空・アジアマイル、大韓航空・スカイパスなどの上級会員も対象になります。
例として、現在デルタ航空・スカイマイルの上級会員である場合、ユナイテッド航空・マイレージプラスのどの会員レベルでステータスマッチがされるのでしょうか。
デルタ航空
スカイマイル |
. |
ユナイテッド航空
マイレージプラス |
シルバー
メダリオン |
→ |
プレミア
シルバー |
ゴールド
メダリオン |
→ |
プレミア
ゴールド |
プラチナ
メダリオン |
→ |
プレミア
プラチナ |
具体的な名称はマイレージプログラムにより異なりますが、上のように、「デルタ航空のゴールド会員は、ユナイテッド航空のゴールド会員に」のように、同じレベルの上級会員になれることになります。
現在、どこの上級会員でない人にも
チャンスあり!
デルタ航空・スカイマイル、JALマイレージバンクなど、どの航空会社のマイレージプログラムでもいいのですが、現在上級会員である方は、今回のステータスマッチキャンペーンを利用して、すぐにユナイテッド航空の上級会員になれることになります。
ただし、このステータスマッチには1つの欠点があり、現在どのマイレージプログラムでも上級会員でない方は、今回のユナイテッド航空によるステータスマッチに参加できないことになります。
しかし、裏技があります。
それは、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会して、まずはデルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオン会員になる方法です。
デルタ航空・スカイマイルは珍しく、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(クレジットカード)に入会するだけで、すぐにデルタ航空の上級会員であるゴールドメダリオン会員資格が与えられるのです。デルタ航空を飛ぶ必要はありません。
つまり、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会し、一旦デルタ航空の上級会員になることで、今回のユナイテッド航空によるステータスマッチにも参加できることになります。
具体的には、
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会
↓
デルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオン会員になる
↓
ステータスマッチに参加して、ユナイテッド航空・マイレージプラスのプレミアゴールド会員(スターアライアンスのゴールド会員)になる
という順序になります。
ユナイテッド航空の
プレミアゴールド会員は特典がいっぱい。
プレミアゴールド会員=
スターアライアンスのゴールド会員なので
スターアライアンス加盟航空会社利用時も
同じメリットを受けられる。
ユナイテッド航空・マイレージプラスの上級会員(プレミアゴールド会員)になれば、たくさんのメリットがあります。
なお、ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員になると、同時にスターアライアンスのゴールド会員にもなります。
つまり、上級会員向けの特典は、ユナイテッド航空利用時のほか、ANA、ルフトハンザドイツ航空、オーストリア航空、スイス航空、エアカナダ、アシアナ航空、シンガポール航空、タイ国際航空、トルコ航空など、スターアライアンス加盟航空会社利用時にも利用することができます。
メリット1
「優先チェックイン、優先搭乗、荷物優先受け取り」
ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員は、ユナイテッド航空またはスターアライアンス加盟航空会社利用時、ビジネスクラスカウンターでチェックインでき、ゲートでは優先搭乗でき、到着後は早めに荷物を受け取ることができます。
特に、ANA、ユナイテッド航空は日本の発着路線が多く、時期によっては、エコノミークラスのチェックイン待ち時間が、20〜30分になることもあります。
そんな中、プレミアゴールド会員になれば、エコノミー利用時も、待ち時間がほぼないビジネスクラスのチェックインカウンターを利用することができます(ユナイテッド航空のほか、ANAなどスターアライアンス加盟航空会社利用時もOK)。
メリット2
「ビジネスクラスラウンジに入れる」
ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員は、ユナイテッド航空またはスターアライアンス加盟航空会社のビジネスクラスラウンジを利用できます。
例えば、ユナイテッド航空利用時はユナイテッド航空のラウンジ、ANA利用時はANAラウンジ、アシアナ航空利用時はアシアナ航空のラウンジといった具合です。
成田空港であれば、ANAのラウンジ、ユナイテッド航空のラウンジに入ることができます。
また、どこかを経由して最終目的地へ飛ぶ場合も、経由地の空港でラウンジを利用することができます。
例えば、ユナイテッド航空利用時は経由地のサンフランシスコ空港で、アシアナ航空利用時は経由地のソウル仁川空港で、シンガポール航空利用時は経由地のシンガポール空港で、タイ国際航空利用時は経由地のバンコク空港で、ルフトハンザドイツ航空利用時はフランクフルト空港で、ビジネスクラスラウンジに入ることができます。
メリット3
「マイル加算率が50%UP」
ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員は、ユナイテッド航空、ANA、エアカナダ、ルフトハンザドイツ航空、オーストリア航空、スイス航空利用時、マイル加算率が50%アップされます。
例えば、ユナイテッド航空のエコノミークラスで成田〜ニューヨーク間を往復する場合、加算率が100%であれば約13,000マイル加算されますが、プレミアゴールド会員は加算率が150%になるので、1.5倍の約20,000マイル加算されます。
つまり、ニューヨークに1回いくだけで、日本国内線・中国・台湾への特典航空券が付いてくることになります。
ANA国際線利用の場合、例えば、加算率が100%の運賃でANAを利用すると、プレミアゴールド会員だと1.5倍になり、加算率が150%になります。
ANA国際線をツアーで利用する時、ANAマイレージクラブに加算すると、マイル加算率は30〜50%とかなり低めになりますが、プレミアゴールド会員になり、マイレージプラスに貯めると、加算率が最高150%になるわけです。
メリット4
「エコノミープラスへ無料アップグレード」
これはユナイテッド航空限定になるのですが、マイレージプラスのプレミアゴールド会員がユナイテッド航空のエコノミークラスを利用する時、エコノミープラスへのアップグレードが無料でされるのです。
ユナイテッド航空のエコノミープラスとは、いわゆるプレミアムエコノミーのことで、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間クラスになります。
エコノミークラスより、前のシートとの幅が少し広く、ゆったりしています。
このエコノミープラスへのアップグレードですが、通常片道70〜110ドル前後の手数料がかかります。往復ともアップグレードすると200ドル以上かかる場合もあります。
ところが、プレミアゴールド会員は、このエコノミープラスへのアップグレードが、何度も無料ですることができるのです。
1往復のアップグレードで200ドル前後の価値があるので、2往復以上すれば、400ドル以上の価値になることもあり、これだけでデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの年会費以上の価値があることになります。
初めの3ヶ月間は
無条件でプレミアゴールド会員。
その3か月の間に
ユナイテッド航空で
12,500マイル以上獲得すると
2015年1月末まで延長。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会し、デルタ航空の上級会員になり、ステータスマッチを活用することにより、ユナイテッド航空の上級会員(スターアライアンスのゴールド会員)にもなれるわけですが、これは期間限定のサービスになります。
まず、ステータスマッチでユナイテッド航空・マイレージプラスのプレミアゴールド会員になると、無条件で、このプレミアゴールド会員資格は90日間有効になります。
この90日間以降も、プレミアゴールド会員資格を維持し続けるには、この90日間の間に、ユナイテッド航空利用で12,500マイル以上飛ぶ必要があります。
12,500マイル以上獲得すれば、プレミアゴールド会員資格は、2015年1月末まで維持することができます。
一番簡単なのは、ユナイテッド航空利用での成田〜ニューヨーク間、または成田〜ワシントンDC間の往復です。1往復で約13,000マイル以上獲得できるので、条件の12,500マイルをクリアします。
逆に、サンフランシスコやロサンゼルスなど、アメリカ西海岸への往復だと、1往復では12,500マイル以上にならないので注意が必要です。
関西発であれば、関西〜サンフランシスコ線を利用し、サンフランシスコ経由でニューヨークなどの東海岸へ飛べば、1往復で12,500マイル以上獲得することができます。
初めの90日間は
プレミアゴールド会員カードがない
今回のステータスマッチキャンペーンですが、1つの注意点として、「初めの90日間は、手元にプレミアゴールド会員カードが送られてこない」ことがあります。
手元にプレミアゴールド会員カードがなくても、プレミアゴールド会員であることには変わりないので、50%のボーナスマイル、優先搭乗の特典は問題なく受けることができます。
例えば、初めの90日間の間に、ユナイテッド航空、ANA、ルフトハンザドイツ航空などを利用して、マイレージプラスにマイルを加算すると、50%ボーナスマイルが追加されます。
しかし、基本的に、スターアライアンス加盟の提携航空会社のラウンジを利用する際は、プレミアゴールド会員カードの提示を求められます。
この場合、搭乗券(ボーディングパス)には、ユナイテッド航空のゴールド会員(スターアライアンスのゴールド会員)であることがわかるように、「UA*G」と印字されます。
航空会社によっては(または受付の係員によっては)、スターアライアンスのゴールドと印字されている搭乗券だけの提示では、ラウンジの入室が拒否される可能性があります。
逆に、スターアライアンスのゴールドと印字されている搭乗券だけの提示でも、ラウンジの入室を許可してくれるケースもあります。
また、ユナイテッド航空を利用する時は、プレミアゴールドカードが手元になく、搭乗券だけでも、搭乗券にスターアライアンスのゴールド会員であることが印字されていれば、ユナイテッド航空のラウンジを利用することができます。
つまり、初めの90日間の間に、ANA、アシアナ航空、タイ国際航空、ルフトハンザドイツ航空などのスターアライアンス加盟航空会社を利用する時は、係員の対応によっては、ラウンジに入れない可能性があります。
なお、初めの90日間に、ユナイテッド航空搭乗で12,500マイル以上獲得すると、約1カ月後に、プレミアゴールド会員カード(プラスチック製の会員カード)が郵送され、それは2015年1月末まで有効になります。
ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員
(スターアライアンスのゴールド会員)
になるための手順
(ユナイテッド航空を利用しない場合は、90日間のみ有効。ユナイテッド航空を90日間の間に利用すると、2015年1月末まで延長)
その1
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会する
↓
その2
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードが手元に届き、デルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオン会員へ昇格
↓
その3
数週間以内に、スカイマイルのゴールドメダリオン会員証が届く
●成田空港のデルタ航空ラウンジであれば、ゴールドメダリオン会員証が届く前でも、デルタ
スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードを提示すれば入場できます
↓
その4
ユナイテッド航空・マイレージプラスに入会する
●既にマイレージプラス会員である方はスキップ
↓
その5
ユナイテッド航空・マイレージプラスのステータスマッチキャンペーンに参加する
●以下のEメールアドレス宛に、以下の情報を含んだEメールを送信する
premiermatch@united.com
マイレージプラス会員番号、氏名、現住所、Eメールアドレス、デルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオン会員証の画像ファイルを添付
●デジカメなどで、送られてきたスカイマイルのゴールドメダリオン会員証の写真を撮り、その写真ファイルを、Eメール内に添付してください。この写真ファイルは、できるだけ画像度を高くして、ちゃんと文字が読み取れるようにしてください。
●Eメールの文章は英語である必要があります。文章は、「ステータスマッチに参加したいです。詳細を添付しましたので確認してください。」のような簡単な文章で大丈夫です。翻訳ソフトなどを利用して、多少文法が間違っていても、基本的には、ステータスマッチの参加を受け付けてもらえます。
↓
その6
ユナイテッド航空から、ステータスマッチが完了したことを知らせるEメールが届く
↓
その7
ユナイテッド航空の公式サイトからログインし、マイアカウントのページにて、プレミアゴールド会員に昇格していることを確認する
↓
その8
ステータスマッチが完了してから、初めの90日間は、プレミアゴールド会員(スターアライアンスのゴールド会員)としての特典を満喫する
●ユナイテッド航空、ANA、アシアナ航空、ルフトハンザドイツ航空、タイ国際航空、シンガポール航空、トルコ航空などを利用する時、マイレージプラスの会員番号を登録する必要があります。
●プレミアゴールド会員である間は、50%のボーナスマイル、優先チェックイン、ラウンジの利用、優先搭乗、荷物の優先受け取りなどの特典を利用することができます。
↓
その9
2015年1月末まで、プレミアゴールド会員(スターアライアンスゴールド会員)の資格を延長したい場合は、ステータスマッチ完了後から90日以内に、ユナイテッド航空に乗って12,500マイル以上獲得する
●成田または関空から、ニューヨークやワシントンDCなどのアメリカ東海岸へ行くと、1往復で12,500マイル以上獲得することができます
↓
その10
90日間の間にユナイテッド航空搭乗で12,500マイル以上獲得した場合は、プレミアゴールドの資格(スターアライアンスゴールドの資格)が2015年1月末まで延長される
●後から、プラスチック製のプレミアゴールドカードがユナイテッド航空から送られてきます
↓
その11
2015年1月末まで、ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員証を持ち歩き、50%ボーナスマイル、優先チェックイン、ユナイテッド航空やANAなどのスターアライアンスラウンジ、優先搭乗などのサービスを満喫する
以上、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードとユナイテッド航空のステータスマッチキャンペーンを活用して、ユナイテッド航空のプレミアゴールド会員(スターアライアンスのゴールド会員)になれる方法を紹介しました。
これからANA、ユナイテッド航空、アシアナ航空、ルフトハンザドイツ航空などのスターアライアンス加盟航空会社を利用される方は、このステータスマッチを利用してプレミアゴールド会員になれば、VIP扱いされて優雅な空の旅をすることができます。 |