たかみな「みなさんの声援が私たちの力」8日ぶりAKB劇場再開
スポーツ報知 6月3日(火)7時2分配信
AKB48が2日、東京・秋葉原の本拠地・AKB48劇場で公演を再開した。岩手県滝沢市で起きた襲撃事件を受け、警視庁万世橋署から提示された安全基準に従い、劇場入り口にゲート式金属探知機を2機設置。警備員は通常の8人から同署員を含め約3倍の25人に増員。手荷物検査に時間がかかり、20分遅れでの開演となった。劇場周辺のファンは先月25日以来、8日ぶりの再開に安どし、厳重警備にも理解を示していた。
グループの原点であり、活動の基盤となる秋葉原の劇場に8日ぶりに歓声が響いた。グループ総監督でチームAのキャプテン・高橋みなみ(23)は「この場所から再スタートします。みなさんの声援が私たちの力です」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。
25日の事件ではチームAの川栄李奈(19)、入山杏奈(18)が重傷を負い、現在は復帰に向けて療養中のため、この日は出演しなかった。事件当日、現場にいた高橋は「なぜ、チームAからスタートなのか? それは川栄、入山がいるチームだからです。2人の1日も早い復帰を祈っています」とエールを送った。
警備員は通常の2人から8人、会場整理スタッフは1人増員し7人。警察官8人が加わり総勢25人の厳戒態勢。観客は空港と同様の金属探知機による手荷物検査が行われた。拡声機で「メガネ、ベルトなど金属類はビニール袋に入れてください」とアナウンスされ、ファンは手ぶらでゲートをくぐった。それでも半数以上は細かいアクセサリーなどが感知され、警備員によるボディーチェックが行われた。
劇場内にも事件の影響が見られた。最前列21席は空席に。ステージの両脇には警棒を持った警備員4人を配置。通路には鉄柵が設置された。トイレに席を立ち、再入場するファンには金属探知機によるチェックが行われた。公演後のハイタッチ会が当面、中止となることも決まった。
午後6時15分から始まった金属探知機での入場検査は、開演予定の6時30分になっても終わらず。開演を知らせるチャイムが鳴ると、入場を待つ100人以上のファンから「えー! それはないでしょう!」と大ブーイング。すぐに開演を50分に変更するアナウンスが流された。
再開初日、ステージに立った15人は努めて明るく振る舞い、元気いっぱいのパフォーマンスを披露。終演後も大きな混乱はなかった。アンコールでマイクを持った高橋は「やっぱり公演は楽しいです! 今後もこの場所に立てるよう頑張ります」と言葉に力を込めた。
【事件の経過】 ▼5月25日 岩手・滝沢市内の握手会会場でメンバーの川栄李奈、入山杏奈と20歳の男性スタッフが切りつけられ負傷。殺人未遂容疑で無職・梅田悟容疑者を現行犯逮捕。 ▼26日 川栄と入山が盛岡市内の病院を退院し帰京。AKB48劇場公演の5月末までの休演と、千葉・名古屋の握手会の延期を発表。 ▼27日 川栄と入山が交流サイトでコメントを発表。 ▼28日 川栄がフジ系「バイキング」、入山がラジオ「AKB48のオールナイトニッポン」にそれぞれ電話出演し、仕事復帰。 ▼29日 指原莉乃の主演映画イベントで客席での写真撮影が中止に。 ▼30日 川栄、入山以外のメンバーでテレビ朝日系「ミュージックステーション」に生出演。川栄出演の「ユーキャン」CMの再開が決定。 ▼31日 6月2日からAKB48劇場の公演を再開すると発表。
最終更新:6月3日(火)11時19分
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