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03 Jun 2014 16:19

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金属探知機・ハイタッチなし…AKB劇場再開

読売新聞 6月2日(月)21時24分配信

 人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーらが岩手県滝沢市の握手会会場で切りつけられた事件を受け、中断されていた東京・秋葉原の専用劇場「AKB48劇場」での公演が2日、再開された。

 入場口には金属探知機が設置され、ボディーチェックも行われる厳戒態勢に、ファンからは戸惑いの声も漏れた。他のアイドルグループでも警備強化や公演中止などの措置を取るところが出ており、波紋は収まりそうにない。

 同劇場の運営会社「AKS」では、事件を受けて警備態勢を大幅に見直した。これまでは2人だった警備員を10人に増強し、会場整理の担当者も増員。警視庁の腕章を付けた警察官6人も警戒のために立ち会った。

 劇場入り口前のロビーには、空港で使われるものと同種のゲート式金属探知機が2台設置され、来場したファン229人全員がゲートをくぐって入場した。

 ライブ会場でよく使われるペンライトについては、いったん分解して電池を取り外すなどして袋に入れさせた。また、金属反応があった客は警備員がボディーチェックをするなどしたために時間がかかり、午後6時半予定だった開演は約15分遅れた。

 この日は事件で負傷した川栄(かわえい)李奈さん(19)、入山(いりやま)杏奈さん(18)が所属する「チームA」の公演だったが、2人は休演。冒頭、2人を除くチームAのメンバー15人が、横一列で舞台に並び、AKB48グループ総監督の高橋みなみさん(23)が「ご入場にお時間がかかりすみませんでした」と陳謝した。高橋さんは、「2人が戻ってくるまでの間、劇場を守りたいと思うので力を貸してください」と呼び掛けた。

最終更新:6月3日(火)7時37分

読売新聞

 

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