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最大20万台程度のPC 感染か6月3日 18時04分
インターネットバンキングでの不正送金事件などで世界的な被害をもたらしているコンピューターウイルスについて、アメリカのFBI=連邦捜査局などが調べたところ、日本国内でも最大で20万台程度のパソコンが感染している疑いがあることが分かりました。
警察庁は感染したパソコンの特定を急ぎ、被害の確認や対策を進める方針です。
問題のウイルスは、「GameOverZeus」と呼ばれるもので、インターネットバンキングでの不正送金事件や、パソコン上のファイルを暗号化して開けなくし暗号の解除と引き換えに現金を振り込ませる手口の事件などで広く悪用されているのが確認されています。
このウイルスをアメリカのFBI=連邦捜査局などが調べたところ、このうちインターネットバンキングを巡る不正送金事件では、全世界で50万台から100万台のパソコンが感染し、日本国内でも最大で20万台程度が感染している疑いがあることが分かりました。不正送金の被害額は全世界で100億円余りに上ると推計され、警察庁によりますと、国内でもこのウイルスによるとみられる被害が去年以降、少なくとも数件、確認されているということです。
FBIは一連の事件に関わったとしてロシアに住む男を指名手配しており、警察庁は今後、FBIなどの協力を得て感染したパソコンの特定を急ぐとともに、被害の確認や対策を進める方針です。
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