夏本番はもう少し先なのですが、この時期は突発的に真夏並みの暑さになる日もありますね。
クーラーのスイッチを入れたり扇風機を出すのはまだ少し早いけれど、少しでも暑さを和らげたい。
そんなときはアロマを活用してみましょう。
匂いと温度の関係
私たちは皮膚や体内にある温点と冷点から温度を感じます。
ところで人は暑さと寒さ、どちらにより敏感だと思いますか?
答えは寒さ。
これは皮膚の表面にある冷点が温点よりずっと多いからなんです。
でもこの冷点と温点は温度計のように正確に温度を感じるわけではありません。
風鈴の音色で涼しさを感じるのも、赤やオレンジ色のものにより温もりや暖かさを感じるのも、視覚や聴覚に温点と冷点が影響を受けているからなのです。
もちろん嗅覚でも温点と冷点に影響を与えることができます。
「涼しげな香り」や「すっきりする香り」を嗅ぐことで、体感温度が下がったように感じるのですね。
涼を呼ぶ香り その1 ミント系
最も涼しさを感じる香りといえばやはりミント系の香りでしょう。
ミントのアロマの代表格といえばスペアミントとペパーミント。
スペアミントのほうが若干甘く香るのでゆっくりと涼しさを感じたい人向けです。
ペパーミントのほうは一気にシャキーンとするクールな香り。
「今すぐ涼しくなりたい。」という人はこちらを試してみてくださいね。
涼を呼ぶ香り その2 柑橘系
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香りはすっきり爽やか。
暑さでだるくなった体や不快な気分をしゃっきりとさせてくれる効果があります。
暑い日に使用する柑橘系のアロマはできるだけ甘みが少ない匂いのものを選ぶのがポイント。
なお、湿気や暑さのせいで部屋の匂いが気になる、という人はレモングラスのアロマを試してみましょう。
このアロマはレモンとよく似た香りがしますが、イネ科の植物から採れるアロマで強いデオドラント効果があります。
涼を呼ぶ香り その3 ユーカリ・ローズマリーなどのハーブ系
コアラのごはんというイメージが強いユーカリですがアロマになるとクールで清涼感漂う香りになります。
同じような香りがするアロマにローズマリーがありますので、好みによって使い分けてみましょう。
また、ユーカリのアロマには消毒、殺菌効果があり虫よけとしても使うことができます。
小さなお子様やペットがいて「できるだけ科学的な虫よけは使いたくない」という人にもオススメです。
いかがでしたでしょうか?
では次にアロマの効果的な香らせ方をいくつかご紹介しましょう。
アロマを香らせる時はアロマポットを使ったり、香油が練りこまれたアロマキャンドルを使う方法が一般的ですが、暑い時に火を使うのはちょっと遠慮したいものです。
そこでオススメなのが、アロマディフューザー。
これはアロマを溶かした水をミストにして部屋中に広げる器具です。
色々なメーカーから出ていて3000円~6000円程度で手に入れることができます。
また、お風呂に精油をひとしずくたらしてアロマバスにしたり、コットンに精油を一滴おとしたものを枕元に置いておくのも安眠効果がありオススメです。