今、「魔法少女わる子さん」というアニメを絶賛制作中です。
わる子さんは正義のヒロインということになっておりますが、まだあまり正義っぽくありません。監督の私は正義について、色々考えなくてはいけませんね。
正義って何だろう、正義ってどんな人?正義ってどうやったらなれるの?
最近、1日30分はそのことについて考えています。
今日は、現実世界にプリキュアやアンパンマンがいたことを想定して色々考えてみました。
そしたら、割とうざいなーと思ってしまいました。あいつら強いし、パンは空も飛べるからこわい!鳥に食われてしまえ!
あとアンパンマンは、アンパンマンのあの世界でしか、アンパンマンとして生きて行けないだろうなーとも思いました。
パン工場が云々もありますが、アンパンマンの世界は、悪がバイキンマン組織しかいません。
とても平和な村です。
しかし現実世界は、そこまで平和ではありません。
みんな心の中に、アンパンマンとバイキンマンの両方を飼っています。カバオみたいに腑抜けてはいないのです。
そんなわけで、ココロ100%アンパンマン、そんな感じの人は正義を振りかざす危ない人、異端な存在と見なされます。
少なくとも私は近寄れません。思想100%右の極右、思想100%左の極左も正直怖いと思っています。
二元論 is scary.
現実世界では「異端な存在=悪」です。
どんなにアンパンマンがキレイな心で正義を貫こうとしても、アンパンマンが現実に存在したら悪者にされてしまうと思います。
自己犠牲の精神で頭をちぎって、愛と勇気だけを信じながら正義のヒーローを続ける人。
もし現実にいたら怖くて近づけません。異端だから。
助けてもらったとしても、なんか怖い。異端だから。
よくわからない宗教も、私は怖いと思ってしまいます。異端だから。
でも、愛と勇気という信念があるから、異端でも孤独でも続けられるのかな。
ヒーローって難しい。ヒーローって寂しいね。