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草津白根山 小規模噴火の可能性6月3日 18時44分
群馬県の草津白根山について、火山噴火予知連絡会は「火山活動が活発化しており、今後、小規模な噴火が発生する可能性がある」という検討結果をまとめました。
気象庁は噴火警戒レベルを平常の「レベル1」から火口周辺規制の「レベル2」に引き上げて、火口から1キロ程度の範囲に立ち入らないよう呼びかけています。
火山噴火予知連絡会は、群馬県の北西部にある草津白根山の火山活動について、3日、気象庁で開いた定例の会合で最新の観測データを検討しました。
それによりますと、ことし3月上旬から、山の直下を震源とする火山性の地震が増えているほか、地殻変動のデータでは山頂付近が僅かに膨張する変化がみられるということです。
また、先月以降、火口直下の温度の上昇を示すと考えられる観測データの変化もみられるということです。
このため火山噴火予知連絡会は、「火山活動は活発化しており、小規模な噴火が発生する可能性がある。火口からおよそ1キロの範囲では噴石に警戒が必要だ」という検討結果をまとめました。
これを受けて気象庁は3日午後6時、噴火警戒レベルを平常の「レベル1」から火口周辺規制の「レベル2」に引き上げて、火口から1キロ程度の範囲には立ち入らないよう呼びかけています。
周辺の国道通行止め
群馬県は、周辺を通る国道292号線を、午後6時から通行止めにしました。このうち、草津町の火口からおよそ1キロ離れた地点では、ヘルメットをかぶった職員など6人が交通整理をしながら、「通行止」などと書かれたゲートを閉める作業を行っていました。
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