未来穂香＆佐藤すみれ＆松岡茉優、高３女子の揺れる青春熱演

　女優の未来穂香（みき・ほのか＝１７）、佐藤すみれ（ＳＫＥ４８、２０）、松岡茉優（まゆ＝１９）がオムニバス映画「放課後ロスト」（８月２日公開）の短編にそれぞれ主演することが１日、分かった。

　廃校を控えた高校を舞台に、３年女子の揺れる心情を感性豊かに描いた短編３作。原作は月刊ヤングエースに連載中の青春オムニバスコミック「ワールドゲイズ　クリップス」（作・五十嵐藍）で、監督も女性３人が手掛けている。

　１作目の「リトル・トリップ」（天野千尋監督）は、漠然とした不安をかかえた未来演じる主人公が学級委員長の女子と家出する物語で、エロチックな場面もある。「ｎｏｎ−ｎｏ」専属モデルも務める未来は「女の子の友情やラブストーリーが素敵な映像で描かれています」と語る。

　２作目の「らくがき　うわがき」（名倉愛監督）では、男子をめぐり他の女子との三角関係に悩む主人公を佐藤が演じる。ＡＫＢ４８から今年ＳＫＥに移籍した佐藤は、「普段と全然違う私に注目して」とコメント。３作目の「倍音」（大九明子監督）は最後の思い出作りに“音集め”をする女子の物語で、ＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」で注目を浴びた松岡は「見た人が自分の今や過去と重ね合わせるきっかけになりそう」と話している。

　いずれもぎくしゃくした感情のもつれにリアリティーのある作品だ。