完全に捏造だと判明した吉田証言により世界は今も日本を誤解している
世界に「慰安婦=性奴隷」の嘘を拡散させた国賊報道 今度は「インドネシア慰安婦」をでっち上げて嘘の上塗り
(SAPIO 2014年1月号掲載) 2014年1月27日(月)配信
第二の「河野談話」を画策か
朝日新聞が吉田証言を紙面で何度も持ち上げ、紹介した結果、国際社会でそれは既成事実として広がっていった。韓国政府が93年7月に出した調査報告書の本文にも吉田証言が引用され、「アフリカの黒人奴隷狩りのような手法で慰安婦狩りをした」という記述がなされている。
95年には香港在住のオーストラリア人経済学者ジョージ・ヒックスが書いた『THE COMFORT WOMEN─Sex Slaves of the Japan's Imperial Forces』という本の中で吉田証言を事実として引用した。
さらに94年に国連人権委員会から「女性に対する暴力に関する特別報告官」に任命されたスリランカ人のラディカ・クマラスワミ女史は慰安婦問題についても調査を行ない、96年、同委員会に『戦時の軍事的性奴隷制度問題に関する報告書』を提出した。
題名からも分かるように、ここで慰安婦問題=性奴隷という認識が、事実ではないにもかかわらず定まってしまった。朝日新聞が確認を取らないまま記事にするという「勇み足」が、日本が国際社会からいわれのない非難を浴びる結果につながったのだ。
その後も国際社会で吉田証言の地位が揺らぐことはなかった。国連の報告書をもとに07年、米下院議会で慰安婦問題議決案が採決された。11年には韓国憲法裁判所が、韓国政府が元慰安婦たちの対日賠償請求権について具体的に努力していないことは憲法違反だとする判決を下した。その中でも国連の報告書や米議会議決などが引用されている。
バックナンバー記事
- 韓国人が世界の女性を「現代の性奴隷」にしている! (SAPIO 2014年5月26日(月))
- 目立つが勝ち?“正義”を振りかざす 反捕鯨団体、動物愛護団体の正体 (SAPIO 2014年5月22日(木))
- ユニクロ「尖閣は中国領土」も強要だった 日本企業のカネを奪い、政治利用する性悪手口 (SAPIO 2014年5月19日(月))
- 人口、GDPはもちろん年金さえもプラス 世界の実情が「移民は国を救う」と示している (SAPIO 2014年5月15日(木))
- 村上春樹から「半沢直樹」、「進撃の巨人」まで韓流の本拠地は今日も「日流」に飢えている (SAPIO 2014年4月24日(木))