完全に捏造だと判明した吉田証言により世界は今も日本を誤解している
世界に「慰安婦=性奴隷」の嘘を拡散させた国賊報道 今度は「インドネシア慰安婦」をでっち上げて嘘の上塗り
(SAPIO 2014年1月号掲載) 2014年1月27日(月)配信
元主筆が認めた「勇み足」
日韓関係が現在のように悪化した主要原因の一つは、歴史を捏造し、誤報を繰り返してきた朝日新聞にある。元朝日新聞主筆の若宮啓文氏の著作『新聞記者』(ちくまプリマー新書)は、韓国の慰安婦問題にふれて次のように述べている。
〈朝日新聞もこれを熱心に報じた時期があった。中には力づくの「慰安婦狩り」を実際に行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあったが、お婆さんらの証言や政府の資料を積極的に報じて問題を投げかけた〉
「慰安婦狩り」を実際に行なった元日本軍人とは、おそらく吉田清治・元山口県労務報国会下関支部動員部長のことを指すのだろう。朝日新聞に何回も「良心的日本人」として登場してきた人物だ。92年1月23日夕刊のコラム「窓 論説委員室から」は、吉田氏についてこう書いている。
〈記憶のなかで、特に心が痛むのは従軍慰安婦の強制連行だ。吉田さんと部下、十人か十五人が朝鮮半島に出張する。総督府の五十人あるいは百人の警官といっしょになって村を包囲し、女性を道路に追い出す。木剣を振るって若い女性を殴り、けり、トラックに詰め込む。(中略)吉田さんらが連行した女性は、少なくみても九百五十人はいた〉
吉田氏は慰安婦性奴隷説を最初に言い出した職業的反日日本人だった。83年に『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』(三一書房刊)を出版。同書は89年に韓国でも翻訳出版されている。しかし、その後『済州新聞』の女性記者が現地取材したところ、強制連行の目撃証言は一切なく、吉田証言が虚偽であると報じた。後には吉田氏自身が証言は創作だったと認めている。朝日新聞が「勇み足」とした部分を訂正したのは、97年3月31日付朝刊だった。
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