完全に捏造だと判明した吉田証言により世界は今も日本を誤解している
世界に「慰安婦=性奴隷」の嘘を拡散させた国賊報道 今度は「インドネシア慰安婦」をでっち上げて嘘の上塗り
(SAPIO 2014年1月号掲載) 2014年1月27日(月)配信
文=西岡力(東京基督教大学教授)
朝日新聞が2013年10月13日付の朝刊1面トップで東南アジアの慰安婦問題を大々的に取り上げた。狙いは何か。
“スクープ”扱いの記事はこう始まる。
〈旧日本軍の慰安婦問題が日韓間で政治問題になり始めた1992〜93年、日本政府が他国への拡大を防ぐため、韓国で実施した聞き取り調査を東南アジアでは回避していたことが、朝日新聞が情報公開で入手した外交文書や政府関係者への取材で分かった〉
何と20年以上も前の話である。当時の日本政府が東南アジアの慰安婦問題の真相解明に後ろ向きだったという内容だ。これがスクープといえるのか。その横には東南アジア諸国は経済発展を重視し、途上国援助(ODA)を受ける日本政府との関係悪化を恐れ、政治問題化を避けたという解説記事が載っている。
取材班が「日本政府の慰安婦調査は不十分」と抗議声明を出したというインドネシア政府を取材するため現地に飛んだといい、そのリポートが2面に報じられている。
当時の外務省政務総局長の取材記事で、地の文では〈スハルト大統領の意向をくみ、穏当にまとめたつもりだった〉〈それでも、ジャカルタの日本大使館幹部はすぐに抗議してきたという〉と紹介している。記者は〈スハルト氏は日本を重視し、98年の政権崩壊まで戦争被害に冷たかった〉と分析している。
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