染田屋竜太
2014年6月3日08時57分
国際的な英語テスト「TOEFL(トーフル)」や「TOEIC(トーイック)」が4月から英国ビザの申請に使えなくなった問題が、留学生らに大きな影響を与えている。代わりになるテストへの受験が集中する一方、準備が間に合わず、受験を見送る人も出ているという。
英BBCが報じた不正受験報道をきっかけに、4月から英国が語学力を示す際に両テストの使用を認めなくなった。英国政府のサイトなどによると、これまでにTOEFLやTOEICでビザを取得した人に影響はない上、今年4月17日までに受けたテストのスコアは有効だ。しかし、その後のテストはビザ取得には使えない。
出願時の英語力を測るのにこれらのテストを使っていた大学や大学院も多い。オックスフォード大は受験時期にかかわらず、今年はTOEFLを使えるとしている。一方、ケンブリッジ大大学院は「今後はTOEFLのスコアは受け付けない」として5月1日より前にテストを受けた人に連絡を呼びかけている。
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朝日新聞国際報道部
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