W杯で日の丸ハチマキ大作戦!3万本配り現地の観客もサポに
2014年6月3日6時0分 スポーツ報知
サッカーW杯ブラジル大会開幕を12日に控え、現地の日本戦観客を日本のサポーターとして引き込む計画が、進められている。日本人サポーターが、現地で日の丸が描かれたハチマキをブラジルの観客に配って着けてもらい、スタジアムを日本のホームのようにするのが狙いだ。
“日の丸ハチマキ大作戦”を企画したのは、日本代表を長年応援している東京都の会社員・池田重之さん(40)、同・佐藤将史(36)ら。
きっかけは昨年、ブラジルで開かれたコンフェデ杯のイタリア戦。日本は3―4で敗れたが、点を取り合う試合展開にブラジル人の観客も興奮。試合前、池田さんらが、試しに持ち込んで渡した300本のハチマキを頭に巻いて、日本に大声援を送った。日本がゴールを決めるたびに喜び合いハイタッチ。「ジャポン」コールが響き渡った。
帰国後、2人は「W杯は100倍だ」と誓い合った。今大会、日本戦1試合当たり日本人3000人が観戦に行くと見込み、1人が10本配れば3万人に日の丸を巻いてもらえると計算する。「タダでもらえば、うれしいはず。3万人が応援すれば、会場を日本のホームにできる」と佐藤さん。
ハチマキは日本を応援する内容であれば手作りでもよく、購入しても1本100円程度という。ツイッターやブログ、サポーターの会合などで提供を呼び掛けており、既に1万本超が集まった。佐藤さんは「誰でも参加できる応援企画として日本代表を盛り上げていきたい」と話している。