母と同居男、「自分たちのポテチ食べた」と5歳長女を結束バンドで縛る
大阪府警布施署は2日までに、女児(5)の手足を結束バンドで縛ったとして、傷害の疑いで、大阪府東大阪市、母親の無職・後藤夢実(ゆめみ)容疑者(22)と同居の無職・千々松(ちぢまつ)賢容疑者(22)を逮捕した。同署によると、動機について2人は「子ども用のお菓子を与えていたのに、自分たちのお菓子を食べられ腹が立った」と供述しているという。
「食い物の恨みは恐ろしい」とよくいわれるが、母親が「食い物の恨み」をわが子に暴力で晴らす、なんとも理不尽な事件が発生した。
後藤容疑者と千々松容疑者は内縁関係にあり、自宅に長女と3人で暮らしていた。2人の逮捕容疑は昨年7月、東大阪市の自宅で数回、後藤容疑者の長女(当時4歳)の手首や足首を縛り、全治3週間の皮下出血のけがを負わせた疑い。
布施署によると、縛る際に使ったのは、パソコンのケーブルなどをまとめるためのプラスチック製の結束バンド。縛った状態のまま、30分~1時間ほど家の中に放置していたという。
原因はお菓子にあった。両容疑者は以前から、購入したお菓子を「子ども用」と「大人用」に分け、チョコレートやクッキー、ポテトチップスは自分たちで食べる分としていた。ところが、このチョコレートやクッキー、ポテトチップスに長女の食指が動く。食べようとした長女に、両容疑者は度々注意していたという。
とはいえ、子どもの食欲は抑えられないもの。長女が戸棚などに隠してある分まで引っ張り出して一人で食べることもあったことから、2人は怒りを爆発。両容疑者は「注意しても食べるのをやめなかった」と供述している。後藤容疑者は母親の心を忘却し、長女に対する暴力をエスカレートさせたとみられる。
暴力は、昨年7月27日に両容疑者が八尾市内の病院に「長女の具合が悪い」と連れて行ったことをきっかけに発覚。手首や足首にできたあざを不審に思った医師が、虐待の疑いがあると判断し、東大阪子ども家庭センター(東大阪市)に通報。センターが布施署へと情報提供した。長女は現在、児童福祉施設で保護されているという。