防衛相 機雷の掃海活動に日本も参加を5月31日 18時04分
小野寺防衛大臣は、シンガポールで開かれている「アジア安全保障会議」で、集団的自衛権の行使容認を巡る議論に関連して、シーレーン=海上交通路で武力攻撃が発生した際の国際的な機雷の掃海活動に日本も参加できるようにすることが望ましいという考えを示しました。
小野寺防衛大臣は、シンガポールで開かれている「アジア安全保障会議」で演説し、そのあとの質疑応答で、集団的自衛権の行使容認を巡る議論や、日中関係などに関する質問に答えました。
この中で小野寺大臣は「日本は憲法の制約上、自衛隊の活動がかなり制限されている。例えば、シーレーン=海上交通路でいくつかの国と協力して機雷の除去を行うことは憲法上できない」と述べました。
そのうえで「海の安全、航行の自由の維持・確保のために各国が協力するなかで、日本も協調して役割を担うことが重要だ」と述べ、シーレーンで武力攻撃が発生した際の国際的な機雷の掃海活動に日本も参加できるようにすることが望ましいという考えを示しました。
また小野寺大臣は日中関係について「日本と中国は文化的にも近く、経済的にも密接で、対話ができるかどうかではなく、対話が必要な隣国だ。日本は対話のドアは常にオープンだ」と述べ、中国側に粘り強く対話を働きかけていく考えを示しました。
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