逆さ羊蹄:空には天の川も 短い間の幻想的な風景

毎日新聞 2014年06月02日 23時08分(最終更新 06月02日 23時34分)

羊蹄山の背後に輝く夏の天の川。水田には逆さ羊蹄が映り込んだ(30秒露光)=北海道倶知安町で、手塚耕一郎撮影
羊蹄山の背後に輝く夏の天の川。水田には逆さ羊蹄が映り込んだ(30秒露光)=北海道倶知安町で、手塚耕一郎撮影

 「蝦夷富士」とも呼ばれる羊蹄山(1898メートル)のふもとの北海道倶知安町で、深夜になると天の川が立ちのぼる雲のようにかかり、水田に映り込んだ山容や星々と相まって、幻想的な風景をつくり出している。

 田植えを終えたばかりの田んぼに映る「逆さ羊蹄」は、この時期の風物詩だ。JAようてい倶知安支所によると、今年の田植えは5月21日ごろに始まった。苗が育つと水面が隠れてしまうため、逆さ羊蹄を見られるのは6月10日ごろまでという。【手塚耕一郎】

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