新宿女性集団暴行死、「暴行」をネットで生中継

TBS系（JNN） 6月2日(月)18時50分配信

　東京・新宿区にある、マンションの部屋で知人の女性に暴行を加えて死亡させたとして、２６歳の女ら３人が逮捕された事件で、警視庁は、新たに４３歳の女を逮捕しました。女らは暴行する様子をスマートフォンで撮影し、インターネットで生中継していたということです。

　カメラに向かって微笑む女性。先月２１日に亡くなった、橋本妙子さん（３１）です。知人の関香織容疑者（２６）ら女３人が、橋本さんに暴行を加え死亡させた疑いがもたれていますが、１日、新たに４３歳の女が警視庁に逮捕されました。

　傷害致死の疑いで逮捕されたのは、住所不定の勝又香容疑者（４３）です。関容疑者ら３人は新宿区大久保で風俗業の仕事をし、犯行現場のマンションで同居していましたが、勝又容疑者も同様に風俗業で働き、３人とは顔見知りだったといいます。しかし、被害者の橋本さんとどのようにして知り合ったのかは、まだわかっていません。

　逮捕された女らは、マンションの部屋で被害者の橋本さんに対し、顔や背中を鉄パイプで殴るなどの暴行を加えました。そして、その様子をスマートフォンで撮影し、インターネットで生中継していたということです。暴行の様子をインターネットで生中継するという残忍さ。橋本さんの体には殴られた痕のほか、タバコの火などを押しつけられたやけどの痕もあったといいます。

　取り調べに対し、勝又容疑者は・・・
　「マンションに行ったことはあるけど、事件のことは知らない」（勝又容疑者）

　関容疑者らは動機について、「橋本さんが勝又容疑者に対し、事実と違うことを告げ口したので腹が立った」と供述しているといいます。また、関容疑者らは犯行前、勝又容疑者に呼び出され、「自分の悪口を言った」と指摘されていたこともわかっています。

　警視庁は、勝又容疑者が３人に、橋本さんを暴行するよう、指示した可能性があるとみて調べています。（02日16:39）