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冬の伊吹山
1377メートルという標高にも関わらず、豪雪の山として知られる伊吹山。日本海と太平洋からの風の通り道となっており、冬には湿った北西の季節風が山にぶつかって多くの雪を降らせます。 |
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300種類以上の花が見られる、“花の山”
伊吹山には、独特の気象と地理の影響で数多くの植物が育ちます。山に春を告げるのは、花の大きさ2センチのセツブンソウ。その後も、オドリコソウ、エゾノタチツボスミレなど、花々が競うように咲きます。 |
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春、躍動する生きものたち
アナグマは夜行性の動物ですが、4月から6月にかけての繁殖期には、昼間も活動的になります。この日も草の茂みに頭をつっこみ、食べ物を探していました。 |
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石灰岩からなる伊吹山
伊吹山は、およそ2億5千万年前に海底で発達したサンゴ礁が徐々に移動してできた山です。 |
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霧の恵みが花畑をつくる
石灰岩の土壌は、雨水を貯めておくことができません。岩肌がむき出しの山頂。乾燥に耐える花々に水分を運ぶのが霧です。 |
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石灰岩を利用して子育てするオオルリ
オオルリは、春、東南アジアなどから渡ってきて繁殖します。石灰岩のくぼみに、コケで目立たぬようにしたオオルリの巣がありました。 |