「完全に冤罪だと思っていた」 オウム菊地被告(06/02 11:53)
オウム真理教の菊地直子被告(42)の裁判で、菊地被告は、約17年に及ぶ逃亡について「完全に冤罪(えんざい)だと思っていたので、逮捕されたくなかった」と述べました。
東京都庁小包爆発事件で殺人未遂の幇助(ほうじょ)罪などに問われている菊地被告の裁判は2日、被告人質問の2日目が行われています。菊地被告は、弁護側からなぜ事件後に逃亡したのかを聞かれると、一連のオウム事件について、当初は「教団は完全に冤罪だと思っていたので、逮捕されたくなかった」と述べました。そのうえで、「事件について知らないと言っても、信じてもらえないと思った」と語りました。一方、検察側から教団内の化学実験について聞かれると、「違法なものだという認識は全くなかった」として、使用される目的も知らず、化学の知識もなかったことを改めて強調しました。