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できごと
【若手記者が行く】福井地裁前ではしゃぐ「菅元首相」、路上で騒ぐ反原発原告団…「大飯原発差し止め判決」平日白昼の異様光景に地元住人は冷たい視線
何をもって勝訴となるかは個人で異なるが、「脱原発」が持論の元首相だけに「原告の請求が認められた場合」と解釈した。事実、原発再稼働を認めない判決が出たことで、菅氏は報道陣の前に現れた。
もし「敗訴」なら、現地に足を運んでおきながら面目は丸つぶれだったに違いない。得意げに語る菅氏の姿を見ながら、そんな思いが胸をよぎった。
「政権再奪取」にも意欲
その後も、菅氏の雄弁は止まらない。原発再稼働を目指す自民党・安倍晋三政権への批判もしっかりと忘れていなかった。
「安倍総理は国会答弁などで『最も厳しい(規制)基準で判断をする』としているが、この判決文をぜひ読んでもらいたい。自民党の原発推進派議員にもしっかりと。電力会社が極めて楽観的な立場にいることをかなり具体的に指摘している」
一方、“思想”が似通うという裁判長を持ち上げながら、「今回の判決は私たちが質問主意書などを通して指摘してきたことと考え方が一致する」と自らの“実績”も強調してみせる。
菅氏を取り囲む報道陣の後方では、反原発団体の男性メンバーが取材の様子を携帯電話で撮影する。後方で何度もシャッター音が響き、録音の支障になると気をもんだが、10分程度に及んだ取材で最後の発言だけははっきりと聞き取れた。
「(今回の判決を機に)全原発を順次、廃炉にする計画や政策へと根本から変えるべきだ。現政府が行うのが筋だ。それができないのであれば、政権を変えてでもしないといけない」
予想だにしない言葉だった。あろうことか、菅氏は反原発政策を軸に再度の政権交代に意欲を示したのだ。
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