2014年6月2日13時27分
2日午前7時40分ごろ、京都府福知山市石原(いさ)の府道で、自転車と男子高校生(15)を引きずって走行している軽自動車を、交通取り締まり中の福知山署員が見つけた。署員は停止を求めたが、軽自動車は逃走。パトカーで追跡したところ約700メートル走って停止した。高校生は右足の骨が折れる重傷を負ったが、命に別条はないという。
同署は、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたとして、軽自動車を運転していた土木業古田健二容疑者(60)=福知山市駒場新町2丁目=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の疑いで現行犯逮捕した。捜査関係者によると、「今朝方、自宅で焼酎を飲んだ」と話し、容疑を認めているという。
同署によると、高校生は自転車に乗ったまま横転した状態で軽自動車の前方に巻き込まれ、引きずられていた。同署は、ペダルなどで道路と自転車の間に隙間ができたため、命に関わるほどのけががなかったとみている。目撃証言などから軽自動車は取り締まり現場の西約300メートル付近で自転車で登校中の男子高校生をはね、計約1キロにわたって引きずったとみている。
午前8時過ぎ、軽自動車が停止した現場を目撃した近所の男性は「車の前方の左車輪部分に、自転車の一部が巻き込まれていた。現場には規制線が張られ、あたりは騒然としていた」と話していた。
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朝日新聞社会部
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