結束バンド:「自分たちの菓子食べた」5歳長女を縛り重傷
毎日新聞 2014年06月02日 12時00分(最終更新 06月02日 12時43分)
◇22歳の母と内縁の夫、大阪府警が傷害容疑で逮捕
長女(5)の手足を結束バンドで縛り重傷を負わせたとして、大阪府警布施署は2日、いずれも無職で母親の後藤夢実(ゆめみ)(22)と内縁の夫の千々松賢(22)の両容疑者=東大阪市高井田西2=を傷害の疑いで逮捕したと発表した。2人は「自分たちの菓子を食べたことを注意したが、聞かなかったので腹が立った」と供述しているという。
逮捕容疑は昨年7月、自宅で数回にわたり、長女の両手首と両足首を結束バンドで縛って3週間のけがをさせたとしている。長女の手首や足首にはあざが残り、約1時間縛った状態で放置していたこともあったという。
布施署によると、2人と長女の3人暮らし。長女が体調不良を訴え、昨年7月末、2人に付き添われて病院に運ばれた。虐待を疑った病院側が大阪府東大阪子ども家庭センター(東大阪市永和1)に通報していた。長女は保護されたという。