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» 2014年06月02日 08時38分 UPDATE

片山被告、未解明の手口明かす 「捜査で見つかっていないサーバがある」 (1/2)

遠隔操作ウイルス事件の公判で片山被告は「捜査で見つかっていないサーバがある」などと明かした。

[産経新聞]
産経新聞

 4人が誤認逮捕された遠隔操作ウイルス事件で、威力業務妨害やハイジャック防止法違反などの罪に問われ、無罪主張を全面撤回したIT関連会社元社員、片山祐輔被告(32)の第10回公判が30日、東京地裁(大野勝則裁判長)で開かれた。未解明になっている遠隔操作の手口について、片山被告は「捜査で見つかっていないサーバー(記憶媒体)がある」「(プログラムを)2回読み込むよう工夫した」ことを明らかにした。

画像 記者会見する佐藤博史弁護士(中央)=30日正午すぎ、東京・霞が関の司法記者クラブ

 片山被告はこうしたプログラムについて、「2、3日かけて自宅で作り、会社のパソコンから送信した」とも述べた。

 この日は、横浜市のホームページに小学校の襲撃予告が書き込まれた事件で、遠隔操作されたパソコンなどを解析した民間技術者が証言。手口については「どんな処理がされたのか分からない」と述べた。

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