テレビ「ためしてガッテン
(おもな内容)
・筋肉の「速筋」を使わず「遅筋」だけを使うスロージョギングをする
・筋肉は瞬発力がある「速筋」と持久力がある「遅筋」の組み合わせでできている
・スロージョギングで生活習慣病が改善されるだけでなく、脳がイキイキする
・スロージョギングの実習
(注意!)
・血圧の高い方や尿酸値が高い痛風の方が突然始めると危険なので、おすすめできません。またヒザに炎症などのある方は、痛みが出るようなら行わないでください、と注意がありました
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(スロージョギングの体験者の声)
体重が減った/コレステロールが減った(コレステロール値 241→208(基準値:220 mg/dl))/痛風が治りフルマラソン完走、尿酸値が下がった/血糖値が下がった(Hbh1c値 11.5→6.5(基準値:5.8 %以下))/夫婦ゲンカが減った、など
(スロージョギングと普通のジョギングの効果の比較)
スロージョギング 普通のジョギング
血糖 ◎ ○
中性脂肪 ◎ ○
コレステロール ◎ ○
ダイエット ◎ ○
血圧 ◎ △
尿酸値 ◎ △
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(スロージョギングとは)
筋肉の速筋(そっきん)を使わない、遅筋(ちきん)だけで走るジョギングのこと
(速筋と遅筋)
・筋肉には、速筋(そっきん)と遅筋(ちきん)がある
・速筋は白い筋肉で、瞬発力がある。ヒラメなどの白身魚のイメージ
遅筋は赤い筋肉で、持久力がある。マグロなど回遊魚のイメージ
(スロージョギングと血中乳酸値)
・血中乳酸値は疲れを表す数値で、速筋を使わなければ乳酸は出ない
・3人の参加者の方が普通のジョギングすると、血中乳酸値はそれぞれ 5.1、4.3、5.8 mmol/L
・安静時では1.0〜2.0 mmol/L 、速筋を使わないスロージョギングでは、2.0 mmol/L 以下
・スロージョギングは疲れを感じず、いつまででもジョギングできる(かも!?)
・平均的な40代の場合、時速5キロを超えると乳酸が増える
→遅筋だけではなく、速筋を使うようになる
→時速4〜5キロ以下で走れば、遅筋だけで走れる
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(スロージョギングとウォーキングの違い)
4kmをスロージョギングした場合とウォーキングした場合で比較しました
・消費エネルギーは、スロージョギング 3.7、ウォーキング 5.9で、1.6 倍
・1日20分×365日で、消費エネルギーはスロージョギングで脂肪5kg、ウォーキングで脂肪2.7kgと約倍
(筋肉内の毛細血管が増える)
・スロージョギングを続けると、遅筋の能力が向上する
→筋肉内の毛細血管の数が増える
→酸素や栄養分を運ばれ、動いていなかった筋肉が動くようになる
→糖や脂肪が消費され、生活習慣病が改善される
(脳が大きくなる)
・スロージョギングの体験者の声には、以下のような声もありました
/悩みがなくなった/子供を怒る回数が減った/決断力がついて気持ちが前向きになった/
・大脳生理学の先生の話
走ると体力が出来て、頭がよく働くようになって、判断や考えることが出来るようになり、しかもボケないということがある
・アメリカの研究
→60代〜70代の59人を2グループに分け、Aグループにはウォーキングから軽いジョギングまで徐々に強度を上げた運動を続けさせ、Bグループにはストレッチ運動をさせた
→6ヵ月後、AグループがBグループに比べ前頭前野の体積が増えていた
→前頭前野の前帯状皮質(判断力・決断力に関わる部分)と46野(ワーキングメモリ(もの忘れ)に関わる部分)が大きくなっていた
・日本の研究
→歩いた場合、手足を動かす運動野の活動する
→スロージョギングの場合、運動野以外に前頭前野の活動も活発化する
→詳しいことはわからないが、脳の中でも毛細血管が新たに作られているのではと考えられる
最後の実習コーナーで、スロージョギングが紹介されていました。番組HPにのっていますよ
「スロージョギングの?に答えます」
「たるみ解消 美ボディー実現の科学技 スロー筋トレ」
「シリーズ運動で若返り(2)脳をだます!ラクラク最新筋トレ術」
「シリーズ運動で若返り(1)生死を分ける!健康体操ホントの効用」