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シニアエンジニアによるガラケー大戦回顧録

ガラケーというチープなものが利益を生み出していた謎を今だから語ろう

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日時 :
2014/06/08 13:00 to 17:00
定員 :
8 人
会場 :
レストラン スカイキャラット (東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー26F)
URL :
http://sky-carrot.com/access/index.html
管理者 :
xtetsuji xtetsuji
ハッシュタグ :
#garake_kaikoroku

1999年に突如として現れたi-mode。

ドコモ以外からも当時のDDIやJ-PHONEなどからも立て続けに 「チープな専用ウェブサイトを見るブラウザ」「徹底的に閉じた世界を築く『キャリア公式サイト』」「溜池山王への参勤交代」 というものが登場し、そこで世界的にも極めて独自の課金モデルを構築し、今のAndroidなんか比べ物にならないほど断片化された バッドノウハウ に満ち溢れた、あの不思議な時代を回顧してみませんか?

会の趣旨

2014年5月、ガラケー時代を謳歌した会社として有名な 「インデックス」 が倒産しました。最近では更生手続きのもと、水面下で活動していたようですが、ソシャゲが一周した後のコンシューマゲームと一体化したスマホの世界についていくことが出来なかったのか、いわゆるインデックス「本体」はその存在を無残に散らす最期となってしまいました。

狂想感あるそんなガラケー時代。つい先日盛り上がって現在進行形とも言えるソシャゲ時代よりも、その奇異な時代のあだばながメインテーマとして取り上げられた会は、今まで私が知る限りありませんでした。

そこで、インデックスの倒産を機に、インデックスの本陣が存在していた三軒茶屋の「キャロットタワー」の上階で、日曜日の昼下がりからワインなどを飲みながら、当時を闘いぬいたシニアエンジニアたちが語り合う会を開きたいと考えています。

ノウハウではなくバッドノウハウ

当時のi-modeの世界観は「ノウハウ」ではなく完全に「バッドノウハウ」の世界観でした。「3キャリア」から発売される全てのケータイ端末を買うか、それを使わせてくれる場所に行って、チープなウェブサイトの表示の違いを見て回るという世界でした。iアプリを作り出すと、それが動くかを 全ての 実機で確認しなくてはならないという最悪の世界観が広がっている、それがあのガラケー時代でした。

ガラケー時代を謳歌したものの、その後没落した企業は、経営者が 「ガラケーへの知識を(バッドノウハウではなく)ノウハウと勘違いしてしまった」という最大の失敗をしてしまった典型例 でしょう。

そんなバッドノウハウと戦ったガラケー企業に勤め振り回されていた2000年初頭のシニアエンジニア達の話、大いに興味ありませんか?

  • Vodafone(Softbank)のC型端末は全ての画像とHTMLを含めて12KBまでの厳しい制限があった
  • とあるi-mode端末は32768番より大きなTCPポートが使えない(ハードウェア開発者、intの前にunsignedつけ忘れてるぞ!)
  • W3Cを微妙に無視したiHTMLやCHTMLという仕様なのかエッセーなのか分からない文章を読まされた
  • キャリア様から発表されるキャリアIPをロードバランサに追加する簡単なお仕事という雇用創出
  • ドコモ端末は長らくCookieが使えなかったのでURLにセッション文字列を仕込む社内秘伝のタレ
  • 絵文字を変換するために用意された、大量の正規表現置換の集合やMySQLの謎テーブルといった秘伝のタレ
  • Vodafone(Softbank)のP型端末はCookieが使えないのにリファラーを送るという極悪仕様のため、URLにセッション文字列を埋めると(以下略)
  • ドコモのフルじゃないi-modeブラウザでJavaScriptが使えるようになったから学習しなきゃと思ったら、大バグが出て半年お蔵入りになる

そこの30台シニアエンジニアの方、心当たりのあるバッドノウハウ、何かありますよね。

想定している参加対象層

  • 30歳以上のガラケー開発に携わってバッドノウハウまみれになったプログラマー、エンジニア
  • ガラケーというバッドノウハウまみれの時代に興味のある若者
  • ガラケーの断片化時代から何かを学びたい、Androidという断片化と戦ったりしている、新たな時代を生きる若き開発者
  • 今なお生き残る希少なガラケーへ向けて開発をしているエンジニア

当時、PerlやPHP、出たてのRubyやPythonなどのLLが提供するレガシーなウェブ開発環境を使った苦労話、mod_perl等の登場以前にもてはやされたCGIと対比された永続実行環境としてのJava(というかTomcatサーブレット)に苦労した話や、古い各種サーバ・ミドルウェアといった話を持ってきていただけると幸いです。

企業の守秘義務が及ぶ範囲はだいたい2年です。すでに2年以上前のガラケートーク、以前勤めていた会社で経験したあれこれ、差し支えなくなった部分を今だからこそ語ってみませんか?

特に 今インデックス社員の方や、以前インデックスに勤務していた方に興味があります 。何らかの事情で表立って申し込めないという方は、 tetsuji.jp に書いてある私への何らかの連絡方法で連絡ください。

基本的に会の内容はオフレコでの進行とします。公開できるものはその旨言うと、その時のみツイートなどの実況ができるという形式を想定しています。

会の最小催行人数

主宰者の私を含めて3人以上集まったら行いたい と考えています。

予約をするとしたら「おがた」で行います。

前日までにこのページをチェックしてください。

費用

かかった費用を飲み食いした割合でアバウト割り勘します。

一人一人がコース料理を注文しつつ、ボトルでワインを注文したりしてそれを飲みながら話をする予定です。

あまり飲み食いしなかった人は3000円程度、存分に飲み食いした人は5000円程度を想定しています。幹事が酔っている可能性が高いので、精密な割り勘には期待しないでください。可能な限り要望には応えます。

当日のタイムテーブル

あくまで想定です。この通りにはならない可能性が高いです。

  • 13:00: 開場に入っている時間
  • 13:10: 主催者の挨拶
  • 13:15: 参加者の自己紹介など
  • 13:30: 飲食しつつ歓談
  • 14:30: LT・トークタイム
  • 15:30: 飲食しつつ歓談
  • 17:00: この時間までに解散?

LTは5分から10分のトークを予定しています。持ちネタのある方は、事前にお知らせいただけますと幸いです。少人数ですので、スライドがあってもノートパソコン一つに投影する形で行おうと考えています。

トークについては暫定ですが、誰が何を話すのか把握しておきたいので、できれば事前にお知らせください。飛び入りもOKです。

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