2008/02/13 (Wed)
■[メモ]アンちゃんケーキのひみつ
実家の最寄の地下鉄駅に降り階段を上がると、見慣れたポプラ並木が吹雪に揺れていた。何度見ても、見慣れたものだ。景色も、そして音も。
さて、明日はいよいよバッッッレンタインデーですね。全国に散らばるMNO(もてない男)のひとりとしては、このイベントをスルーするわけにもいかず、かといってカップルバスターズ。として街にはびこるMO(もてる男)を駆逐する勇気も出ず、どうすればいいかと考えたわけでした。ああそうか、もらえないなら自分で作ればいいんじゃね? となんのひねりもない答えにたどり着いた僕は、実家に伝わるチョコレートケーキのレシピを教わるべく、年に数度しかないと言われる6時上がりを使い、一路実家へ向かったのでした(以上あらすじ)。
さて、アサイ家に伝わるチョコレートケーキの由来を母に聞くと、フランス人の友人アンソフィーから教わったものを作り続けているとのこと。祖母などは彼女のことをアンちゃんと呼んでいたそうですから、さしずめこれは「アンちゃんケーキ」とでも名づけられるべきものでしょうか。
「テキトーでいいのよ、テキトーで」母の言葉に不安を覚えた僕。なにしろ炒め物とポトフしか持ちネタのない独り暮らし時代、作ったお菓子なんてヨーグルトムースと毒入りチョコとチョコレートブラウニーくらいしかありません。緊張もしますよ。
とはいえ始めないと始まりません。レシピを紹介します。
□アンちゃんチョコレートケーキ□
用意するもの【だいたい1ホールぶん】
- チョコレート 明治のビターのやつ 4枚くらい……(1)
- バター 半ポンド(箱半分くらい)……(1)
- 卵 4コ
- 小麦粉 カレースプーンで大さじ4杯
- 砂糖 カレースプーンで大さじ4杯
「……え、これだけ?」
「……うん、これだけ」
「だからあんなにダダ甘いのか……」
僕の甘党の起源がわかったような気がしました。
「4の倍数だから覚えやすいよ」
聞いてないですよ。というかこんなに適当でいいんだろうか。
(1)をボウルにいれ、湯せんかコタツで温め溶かす。
卵は黄身と白身に分け、溶いておく。白身はメレンゲに。
溶かした(1)に砂糖をブチブチ込む。
続いて黄身を入れ混ぜる。
このへんの順序にはあまりこだわりがないらしい、というか忘れたそうです。
メレンゲ、小麦粉を2度に分けて混ぜながら入れる。
メレンゲの泡立てが足りないとケーキがやわらかくなってしまうので注意。
型にバターを塗り、小麦粉を軽く振る。生地を流し込む。
180℃のオーブン(またはオーブン機能付きのレンジ)で45〜50分くらい焼き、串を刺して生地がくっつかなかったら完成。
できたー!
めちゃくちゃに甘いです。チョコレートの量が半端じゃありません。
まさかアンソフィー女史も、友人に教えたケーキが30年後に日本で独身男性に受け継がれているとは思うまい。しかし男兄弟ばかりの我が家ですので、僕が受け継がないことにはアンちゃんケーキが途絶えてしまいます。甘党だからこそ、これからも自分で作ってみたいです。とりあえずはオーブンレンジの獲得から。
なんの面白みもないただのレシピ紹介になってしまいましたが、なんだか少ないらしい男性読者の皆様に贈ります。メリーバレンタイン! オォッ! オォッ!
さて、おれもひとりで食うか……やれやれ。まチョコん春。
タイトル元ネタ:
- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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