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■浅尾慶一郎・みんなの党代表

 日本維新の会が分裂したから、すぐに我々もどちらかと組まなければならないということにはならない。理想とする社会を実現するための個別の政策は、与野党の両方に投げていかなければならない。

 まず「我々ならこれをやる」ということを打ち出した上で、他党と話し合いをしていく。その中で共通項はどこにあるかを探っていき、実現するためにはどういう枠組みが必要かを決めるのが本来の姿だ。統一会派を組むのであれば、(国会での)投票行動が一致していなければならない。基本が一致することの確認がない中で統一会派を組むこと自体が自己目的化することはありえない。

 民主党が政権を取った時のポスターには、政権交代の言葉の後に「。」があったように、政権交代をしたらそれで終わりだった。政権交代した後に何をするかが大切だが、国民が期待した大きな改革は実現できなかった。「政権交代。」ではなく、その後に何をするのかが大切だ。(神奈川県鎌倉市でのタウンミーティングで)