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中国 外国メディアの締めつけ強化6月2日 6時16分
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中国の北京に駐在する外国人記者へのアンケート調査で、回答者のおよそ3分の2が、この1年間の取材活動で中国当局からの妨害や嫌がらせを受けていたことが分かり、外国メディアへの締めつけが強まっている実態が明らかになりました。
北京駐在の特派員およそ240人で作る「中国外国人記者クラブ」は、中国国内の取材活動に関するアンケート調査を行い、このうち120人余りから回答を得ました。
それによりますと、過去1年間に取材現場などで当局からの妨害や嫌がらせ、それに暴力を受けた外国人記者は、全体の3分の2に上りました。
また、報道内容に対する報復として、中国政府から取材ビザや記者証を更新しないと脅迫を受けるケースも相次いでいるとしています。
特に天安門事件から25年になることしは、多くの外国人記者が公安当局の呼び出しを受け、事件に関する取材活動を行わないよう圧力を受けたほか、中国人スタッフに対する嫌がらせや脅迫も去年に比べて大幅に増えているということで、外国メディアへの締めつけが強まっている実態が明らかになりました。
先月には日本経済新聞の中国人スタッフの女性が公安当局に拘束されたことも明らかになっていて、「中国外国人記者クラブ」は深い懸念を示しています。
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