イケダさん。東京で消耗してる人達に「地方でやれる事がある」って伝えてください。

らふらく^^(@TwinTKchan)です。
東京のWeb業界で働く人々は、地方の人からすれば相当優秀な人材です。
しかし、彼らは優秀な人が集まるリングでムダな戦いを繰り広げています。
そのせいで多くの人が消耗しています。

もうそんな不幸なことはやめるべきだと思うのです。

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東京では優秀な人同士が血を流して戦っている

AMA 6 Fight Night
AMA 6 Fight Night / MartialArtsNomad.com

Webの業界にいて感じていたのですが、Web業界は求められるスキルが変わりやすく、常に移り変わるスキルをキャッチアップしていく必要があります。さらに、IT・Web業界の転職サイトWORKPORTレバレジーズテックの求人内容を見てもわかるように、そのスキルを習得する学習コストは上がり続けています。

ソシャゲ業界でいうと、学習コストの高いスキルであるUnityやCocosでネイティブアプリをつくれるエンジニアが求められているのが現状です。それもあって、かつてブラウザゲーム全盛期で求められていたサーバーサイドに強い優秀なエンジニアが「俺やっていけるかな?」的感覚に陥っているケースもあります。

他職種で言うと、デザイナーに求められる要件もレベルアップしており、しんどい働き方を強いられている方も多いのではないでしょうか。

これはソシャゲ業界に限った話ではなく、Webサービスを運営する各社でも同様です。
ブラウザに加えてネイティブアプリ(iPhoneやAndroidのみで利用できるアプリ)にも注力しており、ネイティブアプリを開発するためのスキルが求められていきます。当然の事ながら、こうしたスキルを習得していくのは非常にしんどいです(ゆとりの僕には無理でした)。

さらに、このネイティブシフトがいつまで続くかもわかりません。今は、各社ネイティブに移行する流れが来ていますが、どこかのタイミングでWebブラウザへの降り戻しが来るかもしれません。

その際は、ブラウザでリッチな表現を実装するためのスキルが求められるでしょう。そうなると、スキルを習得するために学習していかなければなりません。

こうしてWeb業界ではある程度のスキルを持っていたとしても、しばらくするとメインプレイヤーが入れ替わり、しんどい生き方を強いられ血を流さなければいけなくなるのです。

(Web業界ならではのしんどさはこちらこちらの記事にも綴られております)

地方に目を向ければムダな戦いから抜け出せる?

Running away
Running away / Mustafa Khayat

しかし、ある事をすれば、血を流す戦いに終止符を打てるかもしれないのです。
そのある方法とは「地方に目を向けること」です。

そう思うきっかけになったのは、地方でフリーランスとして働くいけちゃんが書いた記事です。

田舎と都心ではITリテラシーが全然違います。

サイト制作やWEBマーケティングなどWEB関連のスキルを持っている人が少ないです。

都内で高いスキルを持ったITベンチャーと価格競争や営業に労力を割くより、
田舎でITスキルを求める人たちを助けるほうが平和的で、みんなにとっていいはず。

引用元:IT系フリーランスが地方で働くことで得られる3つのメリット

この記事を読んで以来、東京でスキルを持った人々が地方に目を向けて、地方でスキルを活かしていけばもっと幸せになれると思ったのです。

おそらく東京である程度のスキルを持っている人が地方に行けば、トップレベルの人材として活躍できるのではないでしょうか。これは、読売ジャイアンツにいて「くすぶっていた選手」が他の球団に移籍した途端、活躍し始める現象に近いと思います。

今の環境では周りのレベルが高すぎて気づけませんが、環境を変えることによって自分のスキルが高いことに気づき、組織に貢献していくことだってできるのです。それが「地方に目を向ける」ということです。

地方にはどんな仕事があるか?

Work-wood-hands
Work-wood-hands / Stefano Intintoli

では、地方に目を向けてスキルを活かしていくとすれば、どんな仕事があるのでしょうか。

ここで、ヒントになるのがナリワイをつくるという考え方です。
「ナリワイ」とはナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方に登場する「個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのでなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身に付く仕事」のことです。
つまり、無理せず自分の得意なことを活かして仕事を創っていくということです。

では、このナリワイの観点から私が思いついた「地方にて創りだせそうなWebの仕事」を紹介していきます。

プログラミングを教える

まず、思いついたのが地方の小中学生にプログラミングを教えるという仕事です。

楽天の社長が提唱するようにこれからの時代、プログラミングが間違いなく必要になるでしょう。プログラミングを習得するためにもぜひとも義務教育の段階から学習しておきたい所です。しかし、地方ではこうしたプログラミングを教えられる人が教育現場に存在していません。

そこで、東京で仕事をしていたプログラマーが講師としてプログラミングを教えるのです。形式はゼロからはじめるプログラミング講座のようなスタイルか、もっと個人に寄り添った家庭教師的なスタイルがいいと思っています。

企業のWebサイトを作成する

2014年の日本国内における企業のWebサイト保有率は40%以下だそうなので、企業のWebサイトを作成する仕事も需要があるのではないでしょうか。

地方の企業がWebサイトを持つメリットは大きいので、スマホ対応のWebサイトを作成して地方企業の認知度を上げていく取り組みに従事するのもありだと思います。

地方ならではのWebサービスを開発する

Code for Japanが行う「フェローシップ」のように地方住民の悩みを解決するサービスを立ち上げるという選択肢もあります。

地方住民が感じている不便をWebサービスで解決するのも素晴らしい仕事です。Webのスキルを問題解決に利用できたら最高ですね。
なお、Code for Japanの取り組みに興味のある方は以下の資料と

以下のサイトをご覧下さい。

Code for Japan - ともに考え、ともにつくるCode for Japan – ともに考え、ともにつくる

地方で働く新たなアイデアが浮かんでくるかもしれません。

高齢者向けにタブレットの使い方講座を開催する

家入さんが行った高齢者向けのタブレット講座も地方では需要があると思います。

高齢者の方がタブレットを使えるようになれば、LINEやSkypeを使って孫とも簡単に連絡を取れるようになりますから、きっと価値ある仕事になるはずです。

さらに、地方では高齢者が孤立しがちで、そうしたコミュニティも彼らにとってありがたい存在になるのではないでしょうか。

地方に目を向けてWebで人の役に立とう

紹介してきたように地方でWebのスキルを活かそうとすれば、これだけ人の役に立つ仕事が生まれます。きっと、私が考えた以外にも多くの仕事を創れるはずです。

東京での戦いにしんどさを感じているあなたには、地方に目を向けてほしいと思います。そして、地方で自分のスキルを活かして何ができるかを考えてみてください。

東京でスキルの過当競争をするのはあまりにももったいないです。もっと自分が楽しく生きられる道がないか検討していきましょう。

それでは!

紹介したナリワイについて

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