わはは!さようなら東京!こんにちは高知!…というわけで、移住します。あと1週間でおさらば。あー、楽しみ。死なないように生きないと…。
みなさんから「なぜ高知なの?」と頻繁に聞かれるので書いておきます。ツッコミありがとうございます!
1. 端から見て面白いじゃないですか。ぼくが高知行ったら。
なんとも歪んだ理由に聞こえますが、ぼくという人間が移住する上で、「客観的に見て面白い」のは高知県だと思ったんですよね。
最初は福岡を考えていたんですが、カズワタベさんもいるし、LINEもできるし、あえてぼくが行く必要はないという判断です。ぼくが福岡行っても、「あぁ、イケダハヤトも福岡行ったんだね。なるほど」と理解されてしまうのがオチでしょう。
しかし!そこであえて「高知」という不思議チョイスをすることで、ツッコミどころが生まれます。プロブロガーはツッコミもらってなんぼの商売ですから、これは実に合理的な選択なのです。恐らくこの選択を取ったおかげで、ぼくの仕事の幅は広がっていくでしょう。そういう読みがあって、移住しているわけです。別の記事で書こうと思いますが、ぼくは移住したら年収が上がると思っていますよ。
2. 人がいい!
さて、「端から見て面白いから」というだけではもちろんございません。高知県の魅力は、人だと思うんですよね。3度、高知の地を踏んでいますが、出会う方出会う方、みなさん良い人ばかり。中には嫌な人もいるんでしょうけど、「良い人レベル」の平均値が東京に比べて段違いに高い印象があります。
特に、旅行者として訪れたときの気持ちよさは格段によいです。四国にはお遍路の文化があることが影響しているのかもしれませんね。よそ者ウェルカムな雰囲気は全国屈指。南方なのでラテンな気風も感じます。
東京も良い土地ですが、やっぱり人の魅力、つながりの魅力では、地方には勝てないと思うのです。ぼくは横浜・東京にしか住んだことがないので、しばらくは南方の方々の人間性にどっぷり漬かってみようと思います。
3. 食事がうまい!安い!
高知は食がすんばらしいです。カツオを筆頭に、お米、鮎、おじゃこ、うつぼ、地鶏、しょうが、ゆず、文旦、トマト、葉物野菜、タケノコ…素材がすでに良質です。高知の日曜市に行くと、地元産の食材で食生活が完結できちゃうことに驚かされますよ。
日曜市は価格も安い!(これでも高くなったそうですが…)高知産ブロッコリー50円は嬉しいなぁ。
さらに、高知市内のレストランのレベルの高さは驚異的です。外れがほとんどない。しかも東京より安い。チェーン店もほとんどなく、こだわりのレストランがたくさん。外食が楽しくなりそう、というのも大きいですね。こちらは「バッフォーネ」が誇る日本一のジェノベーゼ。
4. 気候がいい!
高知県は地味に日照時間で全国トップ。日差しがサンサン、まさに南国な感じです。ぼくはじめじめした人間なので、カラッとできそうでいいなぁ…と。
ただ、高知は雨も強烈らしく、ゲリラ豪雨的な雨が普通にドバドバ降るそうです。あとは台風。それもまたいいですね。雨は雨で、けっこう楽しみだったりします。
5. 自然が近すぎる!
地方はどこもそうですが、高知もまた、自然がめちゃくちゃ近いです。市街地から20分車を走らせれば、そこはもう土佐山。清流と森林に囲まれた中山間地域です。
ぼくが入居予定の物件も、アクセスが良好なくせに、ちょっと振り返るとそこはもう山!別荘かよ!と一人でツッコミを入れてしまうレベルです。こんな環境なら、ひとあじ違った記事が書けそうです。
6. コンパクトシティで便利!
ぼくは高知の市街地に住む予定です。高知って街がギュッとコンパクトに詰まっていて、生活がかなり便利そうなんですよ。自転車があればサクッと中心部を一周できちゃうくらいの距離感。
この距離感の中で人が集まって、色々議論をしたりしているわけですね。「ひろめ市場」に行くと「おー!また会ったね」という会話がそこかしこで発生してます。
7. 意外と空港が近い!
案外都心へのアクセスも悪くなくて、市街地から空港まで、そんなに遠くありません。高知駅から16kmなので、その気になれば自転車でいけます。
地元の方々からは「やめとき!」と言われましたが、20kmくらいなら通勤圏といいますから、無理じゃないです。しかも空港までは基本的に平地ですし。
ざっと距離をいうと、一般論では20kmぐらいまでといわれています。自転車通勤のルート(交通状況や起伏が激しいかなど)にもかなり左右されますが、だいたい自宅から職場まで1時間ぐらいの距離であれば充分自転車通勤圏内にあるといえます。
羽田までの料金は、恐らく最安値で9,890円。繁忙期は高いですが、往復3〜4万円を見ておけばとりあえず東京まで出ることができます。
8. 歴史に対するリスペクトがある!
何より興味深いのは、高知県民は歴史をよく知っている点。東京だと戦後の歴史も知らない人ばかりじゃないですか。高知はなんせ、駅前に歴史的人物のプラスチック製の像(銅像じゃないそうです)がどどーんと屹立しておりますから!坂本龍馬の名前を知らない高知県民はいないでしょう、多分。
老若男女、歴史という共通言語を持っているのは、色々可能性があると思うんですよね。ぼくも「お〜い!竜馬」を呼んでから、すっかり坂本龍馬ファンです。多分、現地の人とは龍馬トークで仲良くなれそうな気がします。
9. 龍馬的人材が多い!
そして、高知県には坂本龍馬のDNAが受け継がれている気がします。イノベーティブな気質の人が多いんですよね。若い世代にしっかり権限委譲する文化も根付いています。NPOも驚くほど盛り上がっています。
割と冗談ではなく、高知県から様々なイノベーションが出てくると思っています。小水力発電はその筆頭といえるでしょう。ここら辺は移住後、詳しく情報をお届けしていきますのでお楽しみに。
10. 酒文化!
高知は酒文化が発達している土地でもありまして、たとえば「べく杯」が有名です。
おかめ、ひょっとこ、天狗の三種類の酒杯とサイコロがセットになっています。サイコロは6面で、おかめ・ひょっとこ・天狗が2面ずつ描かれています。サイコロの上部は矢印になっておりまして、はい、わかりますか、このサイコロを回してですね、矢印が当たっちゃった人は、その面に出ている形の酒杯でお酒を飲まなきゃいけないんです。
おかめはまだマシですが、ひどいのは天狗とひょっとこ。ひょっとこは、口に穴が空いています。なので机に置けません。こぼれるので。飲み干さなきゃいけないわけですね。
天狗は穴こそ空いていませんが、鼻が丸いので机に置けません。こぼれる。だから飲まなきゃいけないのです。ひどい遊びですね。大学生か!とツッコミたくなります。
現地の方に聞くところによると、「これは飲ませたいんじゃなくて、飲みたいからやるんですよ」と言っていたのが印象的です。自分の方にサイコロが向くと喜ぶわけですね(笑)いやー、高知、魅力的すぎる。
他にもお酒にまつわる遊びはまだまだありまして、今後新しく作ったブログの方で紹介していこうと思います。ぼくはお酒大好きなので、アルコール依存症にならないように全力で気をつけたいと思います。
他にも色々あるんですが、きりがないので10個でとどめておきます。新生活の様子はブログでバシバシ伝えていこうと思いますので、どうぞお楽しみに。