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焦点:周永康氏問題めぐる激しい権力闘争、四中全会前後に決着か

2014年 05月 23日 17:25 JST
 
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党で汚職調査を担当する中央規律検査委員会と公安省は調査に関するコメントを拒否した。

共産党の広報担当者もコメントを拒否した。

周氏は2012年終盤に中国最高指導部である政治局常務委員から退いたものの、指導部に近い複数の関係筋によると、引退後も政治への影響力を保持しようとして、指導部の安定に対する脅威となったという。

指導部に近い関係筋3人によると、習主席の強力な後ろ盾の1人である曽慶紅・元国家副主席が、周氏に対する調査を促した。

関係筋の1人は「曽氏は中央(当局)に対し、集団指導体制を脅かしたとして周永康を調査するよう求めた」と明らかにした。

周氏側からはコメントを得られていない。今のところ、周氏や同氏の親族が何らかの中国の法律に違反したことを示す証拠は浮上していない。

<「鉄壁の裁判」に>

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