今季8勝目でリーグトップの防御率の田中将大を地元紙も称賛 「エースがツインズを沈黙させる」
Full-Count 6月1日(日)9時8分配信
31日(日本時間6月1日)のツインズ戦で今季8勝目を挙げたヤンキースの田中将大投手がジョー・ジラルディ監督にピンストライプの名門の「エース」の称号を与えられた。地元紙ニューヨークポスト電子版は「エースのタナカがツインズを沈黙させる」と大見出しで特集した。
記事では、田中自身はヤンキースのエースではないと謙遜しているが、ジョー・ジラルディ監督の意見は違うと報じている。
「彼は(エースという)この役割を享受しているようだ。彼は責任感というものを愛する。自分自身にすごく高い期待を持っている。長いイニングを投げて、1失点で抑えたのに、完封できなかった自らに憤りを感じている。それこそがエースの仕事だ。彼が自ら担っている責任なんだ」
指揮官はこう語っているという。
田中はこの日、8イニングを投げ、相手打線を4安打、2四球に抑え、9奪三振、1失点という素晴らしいピッチングを披露。106球を投げ、ストライクは73球。チームを3−1勝利に導いた。
ESPNは「マサヒロ タナカはヤンキースの勝ち試合で、ア・リーグ最高の防御率2・06にまで向上させた」とリーグトップの防御率をキープするゴールデンルーキーの活躍を報じている。
ツインズのロン・ガーデンハイヤー監督は9三振を奪った田中の決め球について、「うちの選手はボールが消えたと話していた。彼のスプリットは信じられないボールだ。全ての球種を持っている」と振り返っている。
また、田中の性格面についても言及し、「ものすごく闘争心旺盛であることも分かった。自分の投球に対し、何回も叫んでいた。すごく競争力を持っている」と称えている。
地元紙デイリーニュースは「タナカはヤンキースに宝石の輝きのピッチング。しかし、テックス(テシェイラの愛称)の途中交代で勝利にケチがつく」と見出しで報じた。手術した右手首の痛みで途中交代を余儀なくされたマーク・テシェイラ一塁手の状況を危惧しながらも、田中の圧巻のピッチングには高い評価を与えている。
一方、地元紙ニューズデイは「マサヒロ タナカが幻惑させる。打線は終盤に目覚めヤンキースが勝利」と大見出しで報じた。
田中はここまでメジャー11試合に登板し、8勝1敗。11試合すべてでクオリティー・スタート(6回以上を自責3以内)を継続しており、QS率100%はメジャーで唯一となっている。
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
最終更新:6月1日(日)9時8分
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