|
|
|
|
モンゴル・ウルス(思吉成汗 義経説 状況証拠考) 13
カテゴリ:カテゴリ未分類
長征を終え、目的地に入った連中は、予定通り川沿いの貧しい種族に分散して寄留する。
現地人の機嫌を損ねぬよう立ち回り、用心棒となって生き延びた。彼らはモンゴルに合体したのである。そして時期を見て、その野蛮な本性をむき出しにし、旗揚げしたのである。 金王朝とも、ずっと隠れた関係があったと思う。 帝国といってよいほどの金王朝が、国土を通過していく大武装集団に気がつかないはずはないし、それをほっておくはずもない。 金の高級官僚の中に、平泉と通じていた者が居た可能性が高い。 商人が彼らの間を取り持つのはもちろんだが、金の官吏自らの意志で、商売の重要性を認め、商人の活動を取り仕切っていた人物が居たはずである。 平泉から亡命者の集団が通過することも知っており、通行権も保障した人物がいたのではないだろうか。あわよくば、彼らを使って自らの立場を強固に出来ると。 いつもまともに勝てないで終わる草原地域での小競り合いは、金にとっては脅威であった。 その地域に、彼らの息のかかった武装集団が入るということは、金にとっても好ましい出来事なのである。 その勢力が、やがて強大な金自らの脅威になろうなどとは、予想だにしなかっただろう。 *** 夏の花 ウエデイングキャンドル |
|