2014年5月29日12時47分
清掃事業協同組合に属する会社を譲渡するとうそを言って2千万円を詐取したとして、大阪府警は29日、職業不詳の丸尾勇容疑者(66)=大阪府八尾市=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「覚えがない」と容疑を否認しているという。
捜査4課によると、丸尾容疑者らは一昨年3月、八尾市の解体会社社長に「2年後には八尾市の清掃事業がすべて民営化され、全業者は必ず組合を通さなければいけなくなる」などとうそを言い、組合に属する2社の虚偽の株式譲渡契約書を渡し2千万円をだまし取った疑いがある。
うち1社の実質経営者だった早見政英容疑者(46)=同大東市=も同容疑で逮捕した。
捜査関係者などによると、組合は2006年に八尾市の許可業者12社で結成され、現在は丸尾容疑者の内縁の妻が代表理事に就いている。丸尾容疑者は1990年代から同和対策事業をめぐる市との交渉役を務めるなど、市政に強い影響力があったとされる。
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朝日新聞社会部
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