ツイッターで「宝探し」 世界各地に広がる

6月1日 18時48分

ツイッターでつぶやかれた情報を基に、人々が街なかに隠された現金入りの封筒などを探す、新手の宝探しがアメリカで人気となり、世界各地に広がっています。

この宝探しは、アメリカ・カリフォルニア州で不動産事業で成功した資産家が社会に利益を還元しようと先月下旬、ツイッター上に「隠された現金」と題したサイトを開設して始めたものです。
ロイター通信が配信した映像では３０日、宝が隠された場所の１つとされる、ロサンゼルスの公園に大勢の人が詰めかけています。
人々はスマートフォンを手に、ツイッターを通じて発信される現金入りの封筒が隠された場所の位置情報や公開された隠し場所の写真を手がかりに、草むらをかき分けて宝を探します。
アメリカで、こうした宝探しで実際に現金を見つけたと名乗り出た人は数十人いて、このうち１人は「宝探しに夢中になり、大リーグの試合を見逃してしまったが、何とか宝が見つかりよかったです」と話していました。
これをまねして、３１日には、イギリス南部のブライトンで同じくツイッターを利用した宝探しが行われたほか、オランダや香港でも同様のイベントが行われたということで、今後、さらに世界各地に拡散することも予想されます。