英語もテーマとしているこのブログでは、非常に気になる記事があったのでそれについて思う事を書いてみようと思います。
才能も留学も不要! 外国語をたった6ヶ月でマスターできる「5つの原則」がすごい | ログミー[o_O]
ブックマーク数の多さを見れば、多くの人の興味を引いた内容である事がわかります。
ここで書かれている内容は、要約すると「言語をマスターしたいのであれば、使え」と言う事だと思います。ちょっと要約しすぎてしまいましたが、記事の中では、様々な例えを入れつつ書かれているので、簡単に言うと本当にこんな感じです。
「才能も留学も不要!」というタイトルで始まっているこの記事は、言語を学ぶために必要な事を伝えている事は間違い無いのですが、個人的には言語習得には才能も留学も必要だと思っています。
以下、英語に話を絞って書いていきます。
英語習得に必要な才能
まず、当たり前だと思いますが、英語習得にはいくつかの才能が必要だと思います。
必要な才能をあげて見ます。
- 英語習得に集中できるという才能
- 会話好きという才能
- 小さい事は気にしないという才能
英語習得に集中できるという才能
まず、英語習得には集中力が必要です。
とある学習教材で、聞き流していれば英語が話せるようになるというものがありますが、本当に効果を出そうとするのであれば、聞き流すのではなく、何が流れているのか集中して聞く必要があります。はじめから全て聞けるようになる事は、集中力があっても無理かもしれませんが、最終的には全て聞けるようにならないとマスターしたとは言えません。
ボキャブラリーを増やすための勉強についても、集中力なしでは最後までやり遂げる事は出来ません。それも、一回やったら終わりではなく、単語を記憶にしっかりと残すために、忘れないうちに何度も復習する必要があると言われています。
会話好きという才能
私の経験では、英語が得意な日本人は日本語を話している時でも、会話好きでずっと話しているような人が多いです。人と話すのが苦にならないと言うレベルではなく、誰とでも話をする事ができ、さらにいつも自分のペースで話を出来るような人は、非常に言語習得に向いていると思います。
逆に、人の話を聞いている方が好き、会話をする時は受け身になっている事の方が多いという人は、言語習得の成長スピードが遅くなる可能性があります。
両者の違いは、言語習得時にどれだけその言語を使っているかの差です。母国語であまり会話をする事が無い人が、他の言語を使っているときに一変して会話好きになるというのは考えづらいものです。
小さい事は気にしないという才能
これは、元記事の5つ目の項目に当てはまります。
曖昧さに耐えられることが必要です。聞こえる単語を100%理解出来ないと満足できない人であれば、頭がおかしくなってしまうでしょう。完璧に聞き取れず、常にものすごくフラストレーションがたまるからです。聞こえなくても聞こえてもかまわないと思って、理解できる内容にさえ注意を払えば、大丈夫です。リラックス出来るし、速く学べるのです。
記事の中では、聞き取れなくても、理解できなくても気にするなという形で書かれています。ここに関しては共感できます。
ただ、小さい事は気にしないと書いた理由はもうひとつあります。英語を話している人の中には、ネイティブであっても、文法が意外と間違っていることがあります。 ネイティブではない人はなおさらです。日本人はしっかりとした文法を使いたがりますが、イタリア人やスペイン人の英語は本当に結構適当です。(←個人的意見です)
要するに、間違っていても気にしないで話す事が重要だと言う事です。
英語習得には手っ取り早い留学
英語習得には、結局は必然的に追い込まれる事が必要だと考えます。英語について理解しなければいけない状況に身を置けば、必然的に身に付いていきます。
仮に留学をしない(できない)としても、留学中に経験することを擬似的に経験する事で同じような効果を出す事が出来るかもしれません。
いくつか例をあげてみます。
留学時のように英語を多用する
多用と言っても、最善は声に出す事です。ひたすら英語の文法を覚えていても話せるようにはなりません。
日本人の多くの人は義務教育のうちから英語を学びますが、英語が話せる人はそう多くはありません。いろいろなところで言われている通りだとは思いますが、会話をする能力については、学校であまり学んでいないからです。
声に出すという事は、会話をすることだけではなく、一人で発声することを含みます。とにかく、自分の口から発声する事が大切です。発声しているうちに、だんだんと英語がスムーズに出てくるようになるだけではなく、発音を自分の耳で聞く事により、発音の改善もされていきます。文字ばかり見ていても発音は良くなりません。
様々な状況を経験する必要がある
例えば、仕事で英語を使っていても、病院で使う英語(単語)は話せるようにはなりません。これでは、本当に英語をマスターしたとは言えません。
留学には、その国で生活を行うわけなので、生活をしていく上で必要な会話についてはどんどん上達していきます。仕事で海外赴任をした場合は、仕事の事に関して言語習得できるのはもちろんのこと、生活をしていく上での言語も学ぶ事が出来ます。
もし、仕事でしかその英語を使う機会が無いが、全般的に英語をマスターしたいというのであれば、その仕事上のつながりを生かしてプライベートでも付き合いを持つか、仕事以外でも英語習得のために活動する必要があると思います。
英会話には一定の効果がある
仕事以外での英語習得のためには、英会話には一定の効果があると思います。ただし、週一回程度の英会話では上達には向いていないと思います。英会話に触れる事で多少の上達はするかもしれませんが、圧倒的に学習時間として足りないからです。
オススメはSkypeを使って行うオンライン英会話です。費用的にあまりかからない上に家庭で毎日レッスンを受ける事が出来ます。一応、私は先月までオンライン英会話を行っていました。(回し者じゃないですよ)
1日1回30分の英会話レッスンの前には、何を話そうかと予め考える事になるでしょう。これが非常に重要で、その場合1日に30分のレッスンの時間だけではなく、他の時間帯にも英語の勉強している事になります。会話の題材を決め、事前に話す事を考え、わからない文法や単語は事前に調べておく、そうやって準備した内容を、実際に英会話の中で話す事によって、英会話の能力が飛躍的に上がります。
私は、基本的には、この繰り返しによって英語が話せるようになると思っています。特に大人になってから英語を勉強している人については、このやり方が最短距離ではないでしょうか。
留学の場合も、基本的にはこの延長ではないでしょうか。留学している間にどのような会話でつまずき、それをどのように予習し、次回につなげていくかという流れは、頻度の違いはありますが、オンライン英会話とほぼ代わりありません。
英会話を続けていき、日々の準備や復習をしなくても良くなってきた場合には、英会話の基本的なところは出来始めていると思いますので、さらなる成長の為に、苦手な題材にチャレンジしてみる頃かもしれません。
オンライン英会話でのオススメ学習法
オンライン英会話でしか出来ない事なのですが、オススメなのは、Skypeの会話を録音し聞き直すことです。(ちなみに、DMM英会話では規約上、個人利用の録音については禁止されていません。公開するのは不可。)
Skypeの録音については、WindowsでもMacでも、ちょっと調べればいくつかの方法が出てくると思います。一応、自分の学習用に用いるだけなので、特に問題にはならないと思います。
自分の声を聞き直す事により、様々な発見があります。
- 聞き取れなかった内容が聞き取れる事がある
- 会話のズレに気づく事が出来る
- 自分の話し方のクセがわかる
- 自分の苦手なところがわかる
- もっと良い言い回しが思いつく
オンライン英会話を始めたばかりの時は、緊張もしているでしょうし、英会話のレベルもさほど高くありません。そのため、会話をなんとか成り立たせようと集中し、余裕はほとんどないでしょう。
そこで、後から会話を聞く事が出来れば、上記のようなポイントをリラックスした状態で確認する事ができ、それによって見えてくる事があります。毎日録音をしないまでも、週に1回ほど録音した物を聞き比べてみると、自分の成長過程が見えてモチベーションの維持にもなるかもしれません。
まとめ
言語習得についての記事を読み、自分なりの考えを書いてみました。
個人的には、ここまで書いてきた通り、言語習得には才能も必要だと思いますし、出来るのであれば留学するのが一番の近道だと思っています。
しかし、私を含めてですが、才能も無く、留学も出来ない人はオンライン英会話を行う事が、留学に次ぐ英語上達への近道だと思います。
それにプラスして、自分のレッスンを録音して聞き返すことにより、さらに上達が加速すると考えています。自分の良いところも悪いところも記録された音源が、簡単に出来るので、これは本当にオススメです。
そういえば、今回リンクをはらせていただいた記事は続きが出るようなので、そちらも読んでみたいと思います。
それでは、だいぶ長くなってしまいましたが、今日はこの辺で。
おしまい。
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