バーボン蒸留所のせいで家がカビだらけに、米ケンタッキー州

2014年06月01日 18:15 発信地:フランクフォート/米国

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×米ケンタッキー(Kentucky)州フランクフォート(Frankfort)で、バーボン「ジムビーム(Jim Beam)」の生産工場近くに立つ、「Baudoinia compniacensis」という菌に覆われた交通標識(2014年4月23日撮影)。(c)AFP/Ivan COURONNE

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【6月1日 AFP】ブランデー「コニャック」の生産で知られるフランス南西部コニャック(Cognac)の住民は「ブラック・ベルベット」の異名をもつカビのことをよく知っている。「天使の分け前」とも呼ばれるコニャックの蒸気が原因となって育つカビだ。しかし、米ケンタッキー(Kentucky)州のバーボン蒸留所が集まる地域では、そのカビが原因で裁判になっている。

 カナダ人の菌学者ジェームズ・スコット(James Scott)氏が10年前にこの「ウイスキー菌」を発見し、「Baudoinia compniacensis」と命名した。同氏は、エタノールが多い環境で、屋根の上や建物の外壁といった日光が直接当たる場所に育つとAFPに語った。

 成長には水とアルコールが必要だ。しずくや湿気から始まり、次はたるの中で寝かされている蒸留酒から放出されるエタノール蒸気だ。1年ほどで白い壁が真っ黒になる。そのまま何年か置いておけば、表面は均一に固くなってくる。

 ケンタッキー州フランクフォート(Frankfort)にあるバーボン「ジムビーム(Jim Beam)」の生産工場近くに住むジョージ・ボワベール(George Boisvert)さんは、実体験をもってカビが生える過程を熟知している。郵便箱から雨どいまでボワベールさんの家全体がカビだらけだ。近隣の家々や車も黒いカビで覆われている。

 弁護士のウィリアム・マクマリー(William McMurry)氏は、ジムビームを含むバーボンやウイスキーの大手メーカー5社を訴えたいという住民を集めた。目的は、メーカーにエタノール捕集システムを導入させることだ。

「私たちは金が欲しいのではない。近隣の家々のカビをきれいにして、エタノールを除去してくれるだけでいいんだ」と、同氏は言う。


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