ついに人類は地球上の極めて原始的な植物から
「電気」を確保する術を開発したようです。
カリフォルニア州バークレー、West Berkeleyの先端の湖からほど近い場所のとある研究ラボにて、
藻を使ったバッテリーが開発されています。
既にご存知の方も多いかもしれませんが、藻という植物はその繁殖力が凄まじく、化石資源に頼らない燃料「バイオ燃料」としての可能性が見出されている非常に優秀な植物。
既にアメリカでは数多くのバイオベンチャーが存在しており世界のお金もこの分野へ多く流れてくるとの予想がなされています。
そんな中、こちらの研究室では
藻から電気を取り出す実験に成功。
プロトタイプ開発者のAdam Freeman氏によると、この「藻バッテリー」で
テスラの電気自動車まで充電できるとのこと。
しかもその性能は
通常のリチウムイオンバッテリーと比較して200倍の効果を発揮するのだとか。
従来のものよりも
充電のスピードは早く、持続時間は長くなっており、もちろん電気自動車だけでなく携帯電話やタブレットをチャージすることが可能。
詳細な原理についてはよく分かりませんが、藻に含まれる薄い膜のようなものがイオンの通り抜けを容易にするため、従来よりも効率的な電気の発生を可能としているようです。
以前紹介した
バクテリアで電気を生み出すバイオバッテリーとはまた違ったもののようですね。
10年後には本当に生ゴミを入れるだけで電源を供給するようなバイオバッテリーが作られているかもしれませんね。