DTPデザインの基本「文字間隔」について

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おはようございます!
クリエイター育成協会、「デザイン」担当の前田です。

クリエイター1年生に、学校では教えてくれない、
でも、現場に出たら必要となる事をお伝えできたらと思います。

今日は、デザインする時に気をつけたい「文字」についてシリーズで、お伝えしたいと思います。

 
 

本日は1年生の時に見落としがちな、「文字間隔」にお話ししたいと思います。

 

文字間隔は、「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「、」 「。」 「?」 などの記号によって、それぞれ違います。
その間隔を揃える為に、調整が必要になってきます。

 

まずは、カーニングとトラッキングの違いです。

 

■カーニング
カーニングとは、特定の文字の組み合わせの文字間隔を調整する機能です。

c_00

 

■トラッキング
トラッキングとは、選択したテキストまたはテキストブロック全体の文字間隔を調整する機能です。

t_00

 

文字パネルの以下箇所で設定します。

c_t

全てを等間隔に揃えるのではなく、見た目での調整を意識しましょう。

 
 

また、文字数が多くなってくると、エリア内文字入力になりますが、ボックス内でも文字間隔の調整が必要です。
簡単な文字間隔の調整の一つをご紹介します。

こちら、デフォルト=左揃えで文字を流し込んだ状態です。

gyo_01

右側に余白(丸部分)が入って、不揃いな印象です。

それでは、均等配置にしてみましょう。

kintou

均等に美しく揃い、不揃いな感じが無くなりました。

gyo_02

 
 

ただ、このままだと文字によっては(※丸の部分)不自然なアキが出ているのが分かります。

aki

 

そこで、アキを挿入(左/上・右/下)をベタに設定します。

beta

aki_02

文字間隔が自然になり、不自然なスペースが無くなったのが分かります。

 

いかがでしょう。
文字の間隔を調整するだけで、デザインの美しさ、見やすさが数段UPしますね。

文字の構成は、慣れるまでは、なかなか難しい作業だと思います。
まず、クライアントさんが観る側に、何を読ませたいか、重要かという事をくみ取る必要もありますし、それによって、フォント、文字の大きさ、レイアウトを考える必要があります。
少しづつ意識できるようにしたいですね。

 

次回は、フォントの種類についてお話ししたいと思います。

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本日の更新者:マエダ