iOS 5の現在、システムレベルでサポートされている「Twitter」。Safariやメール、写真といったアプリから直接つぶやけることは、Twitterを日常的に使うユーザにとってありがたいものだ。7月リリースのOS X Mountain LionでもTwitterがシステムに統合され、iOS/OS Xでほぼ共通の操作性を持つようになったことから、Appleの同サービスに対する積極的な姿勢がうかがえる。
しかし、手放しで歓迎できない部分もある。それは「プライバシーの問題」。『設定』のTwitter画面にある「連絡先をアップデート」ボタンをタップすると、iOSの『連絡先』に登録されている友人/知人のTwitter IDを自動検索できてしまうのだ(iCloudで同期している場合はOS Xの「連絡先」も)。Twitterとふだんの生活は切り離したい、Twitterでは友人に内緒で活動したい、そう考えていてもTwitter IDを突き止められてしまっては対処のしようがない。
この問題を避ける方法は2つ、『連絡先』に登録するメールアドレスをTwitterとは別なものに変更するか、『設定』のTwitter画面でメールアドレス検索をオフにするかだ。前者のメールアドレスを変更する方法が手間だと感じる場合には、とりあえず後者の方法を利用すれば、友人/知人がいつのまにか自分のTwitter IDを知っていた、という"身内バレ"は減るはずだ。