野生生物の保護管理
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スパルティナ・アルテルニフロラについて〜特徴や予想される被害等〜
スパルティナ・アルテルニフロラについて
「スパルティナ・アルテルニフロラ」は、特定外来生物「スパルティナ・アングリカ」の近縁種であり、現在のところ国内では、愛知県の数河川と、熊本県の白川・坪井川・大野川の3河川で生育していることが確認されています。この植物は旺盛に生長し干潟に住む生物のすみかを奪ってしまうおそれがあります。また地下茎や茎の切れ端からでも再生できることから、他の河川へ生育範囲を拡げてしまうおそれもあります。
スパルティナ・アルテルニフロラの群落
- 和名
- スパルティナ・アルテルニフロラ
- 学名
- Spartina alterniflora
- 科名
- イネ科
- 原産地
- 南北アメリカ
- 特徴
- 淡水と海水が混ざる汽水域に生育する多年生草本で、根を深く張り、高さは0.4〜2.5mになる。一度形成された株は根茎をまわりに広げながら毎年1mも生長する。
海岸近くの河口域、塩沼地、干潟、砂浜に生育し、シルト、粘土、礫に適応できる。
平成23年度 九州地方(地域)干潟等沿岸部外来種侵入状況調査について
- 環境省では平成23年度に、スパルティナ・アルテルニフロラの侵入状況調査を実施しました。九州地方環境事務所では、九州各県の離島部を除く主要な河川や港湾の周辺を調査しましたが、熊本県の3河川以外での生育は確認されませんでした。
報告書へのリンク [PDF 4,776KB]
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