妄想と電磁波攻撃 その3
妄想(delusion)という用語は、精神医学で複数の定義があり、
非合理的かつ訂正不能な思いこみという定義もあれば、
証拠に矛盾する訂正不能な思い込みという定義もある[1]。
妄想は、根拠が薄弱であるにもかかわらず、
確信が異常に強固であるということや、
経験、検証、説得によって訂正不能であるということ、
内容が非現実的であるということが特徴とされている。
ところで、人の命を救い、病気、ケガから健康を回復させる医学から、
人の命を奪い、負傷させる軍隊、戦争に話題を変えます。
第二次世界大戦中に、レーダーが始めて戦場で使われ、
レーダー技術が飛躍的に進歩しました。
レーダーは電波を使って、飛行機などを探知する機械ですが、
具体的には、電波としてマイクロ波パルスを使います。
マイクロ波パルスは、マイクロ波の波形がパルス波形になっています。
マイクロ波とは、周波数が300メガヘルツ以上、
波長が1メートル以下の電波です。
地上デジタル放送、携帯電話、及び、電子レンジに
マイクロ波が使われています。
これらのマイクロ波の波形は正弦波であるのに対して、
パルス波形のマイクロ波はレーダーに使われるだけです。
パルス波形の典型例が矩形波です。
そして、マイクロ波はパルス波形のとき、人間の聴覚を刺激するという
物理現象が観察されており、その生理機構も解明されています[2〜11]。
一方、マイクロ波の波形が正弦波のとき、人間の聴覚を刺激しません。
そこで、レーダーからマイクロ波ビームの出力を大きくして、
人体に照射すると、電磁波攻撃になります。
更にまた、レーダーに使われているマイクロ波は
壁、屋根を透過します[12]。
今回は、電磁波攻撃は、レーダーを担当している
防衛省情報本部が主導して実行しているという主張は、
十分な根拠があり、合理的、現実的な範囲の推測であることを示します。
換言すると、電磁波攻撃が妄想の定義に当てはまらないと言いたいのです。
組織
陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊は互いに別個の組織です。
同様に、防衛省情報本部及びその傘下の部隊は、
陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊とは別個の組織です。
防衛省情報本部電波部は、
電波を使って情報を収集しており、
シグナル・インテリジェンス(シギントともいう)を担当しています。
シギントでは、パッシブ・センサーでシグナルを
検知する場合もありますが、
アクティブ・センサーを使って、シグナルを検知する場合もあります。
電波を使ったアクティブ・センサーとは、要するにレーダーであり、
ターゲットにマイクロ波パルスを照射して、
その反射波をセンサーで検知するのです。
日本全国の航空自衛隊に30前後のレーダーサイトがあり、
各々のレーダーサイトにレーダーがあります。
航空自衛隊は、レーダーサイトとは別の場所に、
戦闘機が離着陸する飛行場があります。
飛行場には、レーダーサイトとは別途、レーダーが設置されており、
自衛隊機が安全に離着陸するための航空管制に用いられたり、
飛行場を攻撃する敵戦闘機、敵ミサイルを警戒しています。
レーダーサイトには、1000キロとか2000キロ離れた
飛行機、ミサイルを探知する長距離レーダーが設置されています。
飛行場には、100キロとか200キロ離れた飛行機、ミサイルを探知する
短距離レーダーが設置されています。
二重、三重のレーダー網で空域を警戒しているのです。
更に、航空自衛隊に限られず、
海上自衛隊も哨戒機などが離着陸する飛行場があります。
更に、陸上自衛隊は、ヘリコプターが離着陸する飛行場があります。
陸上自衛隊の基地は、各都道府県に2つ以上はあり、
通常、ヘリコプターが離着陸できるように整備されています。
海上自衛隊、陸上自衛隊の飛行場、ヘリポートにも
必ずレーダーが設置されており、
飛行機、ヘリコプターなどが離着陸するための管制に用いられたり、
空域を警戒するために用いられています。
人数
自衛隊には約25万人が勤務しています。
その一部、例えば、10%がレーダーを担当していると推測すると、
2万5千人になります。
例えば、1人が1台のレーダーを担当しており、
1台のレーダーで100人の人間を追尾できます。
予算
防衛省の予算は年間5兆円弱であり、
平成25年、平成26年は、おおよそ年間4兆6千億円前後です。
平成25年、平成26年の防衛省情報本部の予算は
おおよそ年間497億円です。
毎年、200億円でレーダー及びレーダーに関連する無線装備を
購入することができます。
1台のレーダーが200人を追尾します。
1億円で、1台のレーダーを購入することができ、
200億円で200台のレーダーを購入できます。
合計で4万人のターゲットを捕捉できます。
10年で40万人のターゲットを捕捉できます。
平成24年度の防衛予算では、情報本部の予算と別個に、
約1000億円でXバンド(周波数8〜12GHzのマイクロ波)などの
通信設備を更新する費用が計上されています。
1000億円では1000台のレーダーを購入して、
20万人を追尾できます。
毎年、購入するレーダーと特別予算で購入するレーダーを合計すると、
100万人を追尾できます。
ちなみに、平成25年度の防衛予算では、
更に約800億円で無線通信設備を更新する費用が計上されています。
無線通信設備は、周波数8GHz〜12GHzの
マイクロ波を送信したり、受信します。
8〜12GHzのマイクロ波は、パルス波形のとき、聴覚を刺激します。
防衛予算は10億円程度、20億円程度の買い物が
予算の項目に記載されていることもあるのですが、
無線整備は一括計上されており、その細目が分かりません。
小平学校
陸上自衛隊小平学校は、情報部、警務部、会計部、
コンピュータシステム部に勤務する陸上自衛隊の隊員を
養成する教育機関です。
陸上自衛隊小平学校はスパイ養成機関であり、
陸軍中野学校の系譜です。
陸上自衛隊調査部調査課
調査部調査課は、陸上自衛隊の組織図から抹消されています。
しかし、陸上自衛隊OBの書籍などから、
調査部調査課が実在することが判明します[13]。
調査部調査課はスパイ活動をしているのですが、
どのようなスパイ活動をしているか謎に包まれています。
実行犯として最も怪しい部隊です。
関連記事
備考
1 後者の定義は、アメリカ精神医学界の
『DSM-5精神障害の診断と統計の手引き』
(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders、DSM-5)
が採用したものであり、
“fixed beliefs that are not amenable to change
in light of conflicting evidence”
を和訳したものである。
2.マイクロ波の可聴に関する最初の報告
Airborne Instruments Laboratory,
An observation on the detection
by the ear of microwave signals,
Proc IRE 44:2A, (1956).
3. Frey, A. H.,
“Auditory response to pulsedradiofrequencyenergy
to human auditory system”
Journal of Applied Physiology 1962、17(4)689〜692ページ
「変調された電磁波エネルギーに対するヒト聴覚系の応答」
この文献の詳細は下記の記事になります。
4.コーネル大学フレイ教授は、新たな会社に勤務した後、
サイエンスに下記の論文も投稿しています。
Science 27 July 1973:
Vol. 181 no. 4097 pp. 356-358
Human Perception of Illumination with
Pulsed Ultrahigh-FrequencyElectromagneticEnergy
Allan H. Frey, Rodman Messenger Jr.
マイクロ波刺激で聴こえる音を大きくしたり、
小さくする条件を解明しています。
詳細は下記の記事です。
5.「マイクロ波の可聴;マイクロ波パルスによる
熱弾性波聴覚刺激の証拠」
Science 19 July 1974:
Vol. 185 no. 4147 pp. 256-258
"Microwave Hearing: EvidenceforThermoacoustic
Auditory Stimulation byPulsedMicrowaves"
Kenneth R. Foster and Edward D. Finch
Naval Medical Research Institute,
National Naval Medical Center,
Bethesda, Maryland 20014
米国海軍が作成した上記論文は、下記の記事で紹介されています。
6.Taylor EM, Ashleman BT
"Analysis of Central NervousSystemInvolvement
in the Microwave Auditory Effect"
Brain Research 74:201-208; 1974
「マイクロ波聴覚効果における中枢神経系の関与」、
脳研究、74:201−208、1974
この文献については、下記の記事です。
7. 「マイクロ波パルスにより発生する蝸牛のマイクロホン電位」
”Cochlear microphonics generatedbymicrowave pulses”
Chou C, GalambosR, GuyAW, Lovely RH
The Journal of Microwave Power[1975,10(4):361-7]
8.社団法人 電気学会
高周波電磁界の生体効果に関する計測技術調査専門員会 編集
1995年2月10日付けで、コロナ社から出版
9.1999年6月
世界保健機構(WHO)
電磁波と公衆衛生「レーダーと人の健康」、4ページ
この文献については、
「レーダーと人の健康:レーダーで幻覚を発生する生理機構」
という記事で解説しています。
10.Chung-Kwang Chou, Arthur W. Guy, Robert Galambos,
"Auditory perception of radio-frequency electromagnetic fields"
Journal of Acoustic Society of America 1982, 71(6), June, 1321-1334
11 Elder, J.A. and Chou, C.K.,
“Auditory response to pulsed radiofrequency energy”
12 「マイクロ波の電力密度」というブログ記事参照のこと
13 「自衛隊秘密諜報機関 青桐の戦士と呼ばれて」
著者: 元一等陸尉・阿尾機関機関長 阿尾博政
出版社: 講談社
2009年6月5日発行
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2014/4/20(日) 午前 8:58
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2014/4/19(土) 午前 9:14
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2014/4/16(水) 午前 11:54
初めまして。安と申します。
機械、最先端技術詳しいでしょうか?。。
電磁・電波・超音波、光線を使った攻撃をして
人を心身障害者にしてるとのお話は聞いたことがありますか?、、、
それも、携帯、スマホ、無線機などなどに仕掛けて、、、
私を口封じ・口止めしようと、
電磁・電波・超音波・光線攻撃をしてるのはどこでしょうか?。。。
2014/5/26(月) 午後 3:50 [ ansund59 ]
最先端技術は詳しいですね。
心身障害者にする攻撃は、非殺傷性兵器を使えば可能です。
しかし、携帯、スマホを使って電波攻撃するのは不可能です。
防衛省情報本部電波部が攻撃しているのです。
2014/5/26(月) 午後 4:32 [ patentcom ]