パルスとフラッシュ
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暗いところで撮影するとき、カメラでフラッシュを使う。
すると、一瞬、強烈な光が発射される。
カメラのフラッシュについて、専門用語を使って書き直すと、
「カメラから光パルスを照射した」とか、
「カメラから可視光パルスを発射した」
ということになります。
目に見える光は可視光と言いますが、
物理では、目に見える光も、目に見えない赤外線、電波も、
広い意味の光であり、光の性質を示します。
例えば、光速は、秒速30万キロですが、
可視光も、赤外線も、電波も、光速になります。
マイクロ波パルスは、レーダーや通信に使われます。
マイクロ波パルスはカメラのフラッシュと似たようなものであり、
マイクロ波がフラッシュと同様に一瞬だけ発射されるのです。
カメラでは、フラッシュをたいたときの映像が撮影できます。
パルス・レーダーもカメラと同様であり、
マイクロ波パルスを発射したとき、
飛行機、ミサイルなどのターゲットがあるか否かが分かるのです。
第二次世界大戦の時代のパルス・レーダーでは、
1秒に100回から1000回、マイクロ波パルスを発射していました。
1秒に100回から1000回、フラッシュをたいたのと同様です。
現代のパルス・レーダーでは、1秒に1億回、
マイクロ波パルスを発射するものもあります。
カメラのフラッシュと比べると、
レーダーからマイクロ波パルスを照射しても、
写真と同様に撮影ができるというのが、
直観的に分かるでしょう。
ちなみに、可視光の波長は、
約300ナノメートルから約800ナノメートルです。
これに対してマイクロ波の波長は、1メートル以下になります。
マイクロ波の波長の下限については様々な定義があり、
1cmまでがマイクロ波という人もいるし、
1mmまでがマイクロ波という人もいるし、
0.1mmまでがマイクロ波という人もいます。
ちなみに、1cm以下の波長の電波をミリ波ということもあります。
ミリ波はレーダーを使った写真撮影に使われます。 |
「無線通信」書庫の記事一覧
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中国巡視船がインド洋南部で信号探知 周波数37・5キロヘルツ
2014/4/6(日) 午前 7:28
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2014/4/5(土) 午後 11:28
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2014/3/4(火) 午前 9:08
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2014/3/2(日) 午前 3:05
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2014/2/28(金) 午後 5:13
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2014/2/27(木) 午後 4:15
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2014/2/24(月) 午後 9:21
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2014/2/23(日) 午後 10:48
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2014/2/18(火) 午後 10:14
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2014/2/13(木) 午前 11:27
マンションの部屋の中より、
マンションの1階駐車場にあるエントランスの方が、携帯電話がつながりにくい気がしました。
駐車場の方がオープンスペースなのですが・・・階段とかでもつながらなかったり。こういう事あるんですかね・・・
部屋の中でつながらなかったのかな・・・
エントランスの大理石とか関係あったりして?
2014/3/17(月) 午前 7:13 [ mic**micro5 ]
上の文の質問、わかりづらくてすみません。
鉄筋マンションでは、結構、携帯がつながりにくかったので、それに関して疑問がわいたものです^^;。
未来兵器の本で、アクティブディナイアルシステムが出ていました。
2ページしか載ってなかったけど、痛覚を刺激して、体表の体感温度を50度に上げるそうです。
「痛覚を刺激して」って、なんか日常それを受けてる気がしてます^^;
2014/3/17(月) 午前 7:20 [ mic**micro5 ]
携帯電話の電波は直進性が高く、さほど回折しないのです。
携帯電話基地局、マンション建物、駐車場の位置関係によっては、電波が弱くなっていることはあります。
2014/3/17(月) 午前 10:09 [ patentcom ]
アクティブディナイアルシステムでは、95GHzの電波で攻撃しています。
レーダーから1GHz、2GHz程度のマイクロ波を細いビームにして人体に照射した場合、針で刺されたような痛みを感じます。
痛みを与えることができる周波数帯域は極めて広いですね。
2014/3/17(月) 午前 10:13 [ patentcom ]
なるほど、携帯電話の電波は、さほど回折しないのですね。
ADSについては、そういえばそういう事 書いておられましたね^^;
距離などによっては、痛みを受ける範囲も広がるという事ですね。
いつも、分かりやすい説明、ありがとうございます^^。
2014/3/17(月) 午後 7:03 [ mic**micro5 ]