月に昇る地球は暗闇に浮かぶオパールのようでした
NASAが月で見える「地球の出」の映像を公開しています。これは、今年2月、月の裏側にある直径180kmの巨大クレーター「ロジェストヴェンスキー」の上空に顔を出した地球をルナー・リコネサンス・オービター(LRO)が捉えたところ。その感動的な様子をアニメGIFにしたのがこちらです。
LROからは「地球の出」を毎日12回観測できますが、ふだんLROカメラ(LROC)は月面撮影に使われているので、今回のように地球の姿を撮影することはとても珍しいのだそう。
ところで、この動画はブラインドから見た景色のように帯状に分割されていますが、隙間はCCDのWACフィルターが物理的に分離している部分。最も長い波長帯(689 nm)は下部、最も短い波長帯(415 nm)は上部にあり、上の帯に差し掛かっているときは地球の青さがどれほど明るいかを物語っています。
各フレームは2秒おきに撮影されているので、一連の流れは5分ほど。この動画は実際に比べて20倍速い動きとなっています。
Jesus Diaz - SPLOID[原文]
(Rumi)
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