女性脅した容疑で風俗店グループ幹部逮捕　

　風俗店を辞めようとした女性を脅したとして、愛知県警は２８日、暴力行為法違反の疑いで、名古屋市東区葵、会社役員藤森昭男容疑者（４１）を逮捕した。藤森容疑者は、指定暴力団山口組弘道会の資金源とみられる名古屋市の風俗店「ブルーグループ」の幹部。

　逮捕容疑では、今月２１日、藤森容疑者が実質的に経営する東区の風俗店の事務所で、店を辞めたいと申し出た名古屋市内の２０代の女性に、「名古屋で働けんようにしたるからな。忠実な部下に闇討ちさせる」などと脅迫し、引き留めようとしたとされる。「脅し文句は言っていない」と否認している。

　県警によると、ブルーグループは、代表の男（５６）が県警警部の脅迫事件などで逮捕、起訴され、公判で風俗店経営から退く意向を示した後も、「デリヘル」と呼ばれる無店舗型風俗に業態を変えて営業を続けているという。藤森容疑者は、グループのデリヘル営業の責任者とみられている。

　（中日新聞）