テレパシー通信技術、防衛省、ストックリン特許
防衛省技術研究本部がテレパシー通信技術の研究開発を公表しています。
「技本判ifの世界(先進技術が開く新たな戦い方)」
という合計16ページの文書
の15ページで、テレパシーに言及しており、
この文書は、防衛省の下記サイトで公表されています。
強化スーツ、光線銃、空中歩行、光学迷彩などは既に製品が製造されており、
テレパシー装置も、これらの装備と同様に
既にSFの世界、IFの世界から実用製品となっている。
通常、軍隊が新兵器を装備したときに永年、秘匿するのは軍事の常識であり、テレパシー通信技術も軍事の常識に従って秘匿していたに過ぎない。例えば、インターネットのようなコンピュータネットワーク、人工衛星を利用したGPSは、米軍が一般社会より20年以上、先に使っていた。
しかし、一般社会は、テレパシーは技術的に不可能という思い込みが強く、技術革新を通じて、既にテレパシー通信が可能になっていることを納得しない。
テレパシー通信の基礎技術は、多くの特許で保護されている。
例えば、ストックリンが、新型補聴器について、米国特許4858612号を取得しています。
ストックリン米国特許は、マイクロ波を人間の頭部に照射して、耳を経由することなく音声を認識させる補聴器に関します。
高エネルギーのマイクロ波パルスが人間の頭部に照射されたとき、高エネルギーのパルスの衝撃により、頭部を振動させ、内耳が振動を音声に変換する生理機構を利用しています。
この補聴器には、
音声を電気信号に変換するマイクと、
マイクロ波パルスを発射する送信機とを
備えています。
ストックリン米国特許は、マイクと送信機との間に
イコライザーが追加されたことに特徴があります。
イコライザーは音響機器の一種であり、
音声信号の周波数特性を変更する。
イコライザーを使って、音声信号の特定の周波数帯域
(倍音成分、高調波成分、ノイズ成分など)を強調したり、
逆に現象させることができる。
全体的な音質の補正、平均化、改善などが可能になる。
米国特許ではフィルターバンクという用語が使われています。
フィルターバンクなどの電子部品が、
人間の耳の機能、特に、内耳の機能を反映しています。
人間の脳内の聴覚中枢が音声を認識するときに、
マイクに入力した音声が歪むことなく再現できるように工夫されています。
ストックリン米国特許は、マイクとマイクロ波パルスを発射する送信機との間の電子部品の改良であり、マイクに入力した音声を送信機から発射して、人間の脳に音声を認識させる装置の基本特許ではありません。
このような装置の基本特許は秘密を保持するために、秘密にされたと推測します。
米国陸軍ウォルター・リード陸軍研究所(メリーランド州)の実験心理学者ジョセフ・シャープ博士が、脳に直接、音声を送信する装置を開発したことは
分かっています[1]。
[1] Microwaves and Behavior by Don Justesen,
American Psychologist, March 1975, pp. 391-401. フィルターバンクという部品が、
脳に直接、音声を送信する通信装置のどの部分に使われているかは、
下記の記事に記載しています。
「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 1」
「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 2」
「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 3」
「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 4」
|