妻が購入したベストセラー自己啓発本『嫌われる勇気』がトイレに置いてあるので、俺も少しずつ読んでいる。本自体はとても興味深い内容でいいのだが、オビに書かれた推薦文が……。

人気作家の伊坂幸太郎氏による推薦文が載っているのだが、なんなのこの文章。

「自由とは他者から嫌われることである」

この本には、僕が今まで小説を書きながら考えていたこと、知りたかったことがたくさん、書かれていました。たくさんのはっとさせられる言葉にうなずかされ、もしくは、驚かされ、何より読み物として面白くて、だんだんと純粋に小説を読んでいる気分になり、最後にはなぜか泣いていました。

不明にも伊坂幸太郎氏の作品を読んだことがないのだが、小説もこういった、なんというか、その、アレな文体で書かれているんですかね。文章ではなく、構成やプロットで勝負する作風なのかもしれないので、まあ、いいのかもしれませんが、それにしても、ちょっとこの推薦文はないんじゃないですかね。